研究課題
基盤研究(A)
本研究では、ブロックチェーンのトリレンマ(分散性・安全性・拡張性)を解決することを目標に、ブロックチェーン分岐現象を数理的・実験的に解明するとともに、高速ブロードキャスト可能なP2Pネットワーキング技術、送信データ量が削減されたデータ構造、高速ブロック同期などの一連の技術を実現することで、汎用性の高い超スケーラブルなブロックチェーン技術を確立することを目的とした研究開発を行う。ブロックチェーンの本質的な問題を解決しようとする意欲的、挑戦的な研究であり、実現できたときのインパクトは大きい。問題設定、アプローチが明確で、理論、シミュレーション、IoTへのセキュリティ応用まで含まれた優れた提案である。本研究で得られる成果はブロックチェーンのトリレンマ解決という意義に加え、IoT、ヘルスケア、物流といった幅広い分野での応用が期待される。