研究課題
基盤研究(A)
人間の手は柔らかくつかむだけでなく多様な感覚で対象を認識し器用に操ることができる。本研究は、人間の手と同等の高い適応性を持つロボットハンドの実現を目的としている。イオン液体・イオンゲルを媒体としたネットワーク構造を持つ生物模倣ソフトセンサを開発し、多感覚モダリティ間の学習を行うことで、人間と同等の適応性を持つロボットハンドの設計と実装を目指している。社会で求められる技術を先導するソフトロボティクスの研究であり、当該分野を飛躍的に発展させる研究であると位置づけられる。新規性と有用性が明確に示された研究提案であることが認められる。独創的な研究方法が構築されており、対故障性の課題解決や、多感覚モダリティ間の連関の実現など、達成すべき目標が示され具体的である。産業界のニーズにも応えうる研究であり、本研究課題が成功した場合の波及効果も期待できる。