研究課題
基盤研究(A)
エアロゾルと雲の大気中での相互反応を解析し気象変化や環境汚染予測に貢献する。エアロゾルと雲の挙動は異なった数値モデルが発達してきた経緯から、独立したサブモデルとして計算され、両モデル間の情報伝達と相互作用に関する理解が進まず、予測精度が低い原因となっていた。本研究では、総合変換可能な統合モデルを開発する。エアロゾル(水粒)と雲(水蒸気)粒子の相互理解を求め、統合的な粒子モデルを作製して気象変化モデルに応用しようとする研究を目指している。また、環境汚染の影響もこのモデルの中で扱おうとしており、実際の測定に基づいて気象変化に対応したモデルとなるように考慮している。計画は合理的であり、将来性がある。