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2022 年度 研究成果報告書

統合粒子モデル開発による水物質を介した気象変化と環境汚染の相乗効果の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01155
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分63:環境解析評価およびその関連分野
研究機関気象庁気象研究所

研究代表者

梶野 瑞王  気象庁気象研究所, 全球大気海洋研究部, 主任研究官 (00447939)

研究分担者 堅田 元喜  茨城大学, 地球・地域環境共創機構, 特命研究員 (00391251)
日下 博幸  筑波大学, 計算科学研究センター, 教授 (10371478)
橋本 明弘  気象庁気象研究所, 気象予報研究部, 主任研究官 (20462525)
西田 豪  日本大学, 工学部, 准教授 (80435669)
Doan QuangVan  筑波大学, 計算科学研究センター, 助教 (80869264)
関山 剛  気象庁気象研究所, 全球大気海洋研究部, 主任研究官 (90354498)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードエアロゾル雲降水相互作用 / エアロゾル放射相互作用 / 気象化学モデル開発 / アンサンブル解析 / データ同化
研究成果の概要

エアロゾルは主に雲底から雲に取り込まれ、初期の雲粒数濃度や粒径分布に影響する。またエアロゾルは雲や降水によって大気から効率的に除去される。またエアロゾルや雲は地球の放射収支に影響する。本研究では、これらエアロゾル・雲・放射相互作用を考慮した領域気象化学モデルNHM-Chemを開発し、エアロゾル・雲・降水・放射に関する国内外の山頂および地上の連続観測データによりモデルの妥当性を検証した。また、様々な環境影響や気象現象に適用し、そのメカニズム解明研究を実施した。それにより、湿性沈着量の不確実性要因の特定と予測精度の向上、エアロゾル粒径分布の改善によるエアロゾル放射相互作用の精度向上などを達成した。

自由記述の分野

大気科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

エアロゾルと雲は大気中で相互に作用しながら気象と環境に様々な変化をもたらす一方で、一連のプロセス群は非線形で多くの未解明パラメータを含むため、エアロゾルと雲の相互作用を介した気象・環境影響に関する理解度は依然として低いのが現状です。本研究は、気象モデルと化学輸送モデルがオンライン結合した気象庁領域気象化学モデルNHM-Chemを開発し、それを国内外のエアロゾルと雲の直接観測データを用いて検証を重ねることで、気象化学モデルによる気象・環境影響の予測精度の向上を目指していくものです。本研究により様々な研究成果が上がり論文を発表しましたが、予測精度は未だ不十分で今後も継続的な研究が必要です。

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公開日: 2024-01-30  

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