研究課題/領域番号 |
19H01156
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分63:環境解析評価およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
多胡 香奈子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境研究部門, 上級研究員 (20432198)
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研究分担者 |
早津 雅仁 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境研究部門, 再雇用職員 (70283348)
諏訪 裕一 中央大学, 理工学部, 教授 (90154632)
藤谷 拓嗣 中央大学, 理工学部, 助教 (50708617)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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審査結果の所見の概要 |
世界の陸域の30%にも及ぶ酸性土壌では、硝化活性が中性土壌と同等で、N2Oの発生率が高い。しかし、酸性土壌の窒素サイクルは不明であった。その理由は、酸性環境に適応した硝化菌が未知で、また硝化の中間代謝物(亜硝酸など)が酸性条件で受ける化学反応と硝化菌の関係が不明なためである。そこで、本研究課題ではこれらのメカニズムを検討する。 研究代表者らは独自の方法で新規のアンモニア酸化菌を分離し、さらに、酸性適応型微生物コミュニティの分離へと発展させている。未解明の亜硝酸酸化菌の探索に加えて、酸性土壌の高いN2O生成能が、硝化反応と化学反応の共役が原因であるという仮説を立て、具体的な証明の提案をしており、成果が期待できる。
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