研究課題
基盤研究(A)
全脳血管モデルをベースとして、全脳の血液代謝循環の時空間場における物理的連立関係を数値シミュレーションにより明らかにする。これにより、正常な脳機能が維持されるための全脳循環代謝動態とそれを引き起こすメカニズムを解明し、力学的平衡状態を崩す脳出血や脳梗塞などの脳血管障害において医用画像で観察される現象や病態を物理的側面から分析する。通常の計測では困難である脳全体の循環代謝動態をマルチフィジックス連続体モデルの構築によって明らかにしようとしており、学術的意義が高く、独自性や独創性も優れている。これまでの実績からも、設定目標の達成可能性も高く、成果が期待される。