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2021 年度 研究成果報告書

現代音楽技法としてのコンピュータ音楽研究~創作方法論と伝統的演奏実践の観点から

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01219
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分01070:芸術実践論関連
研究機関東京藝術大学

研究代表者

小鍛冶 邦隆  東京藝術大学, 音楽学部, 教授 (90463950)

研究分担者 鈴木 純明  東京藝術大学, 音楽学部, 准教授 (20773906)
折笠 敏之  東京藝術大学, 音楽学部, 准教授 (80751479)
野平 一郎  東京藝術大学, 音楽学部, 教授 (60228335)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード作曲方法論 / 現代音楽技法 / コンピュータ音楽 / ミクスト音楽 / 電子音響音楽 / コンピュータ支援作曲 / CAO, CAC / 演奏
研究成果の概要

本研究課題は、現代における藝術音楽の作曲技法と演奏という観点から、コンピュータを援用した創作(作曲)および実演(伝統的な意味での演奏行為のみならず、コンピュータによる「演奏」も含め)の、方法論的な水準での検証およびそれに基づく実作を試みたものである。
何らかのセンシングを伴う、コンピュータによるリアルタイムの処理方法の理論的・技術的な水準での分類(様々なパラメータの扱い)、その分類自体を方法論的基盤として捉え直すことによる創作への応用性、CAO(「コンピュータ支援作曲」)に関するモデルと電子音響音楽における語法とを複合的、あるいは相互依存的に扱う創作の可能性等について検証し、有効性を確認した。

自由記述の分野

作曲、音楽理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

作曲専門領域における創作へのコンピュータの援用は、(時に複雑極まる)音響的構築物の形成に先立ち、通常の分析的な視点と構成論的な観点とを個々の創作レベルで予め併せ持つことを(ある程度の音楽的水準で)可能とする。仮に全くの機械的なシステムを設定したとしても、その個々のアウトプットの微妙な差異を見分ける(聴き分ける)身体感覚を、職業的音楽家は持つであろう。東京藝大作曲科における教育水準での応用(カリキュラムとして設定)や生み出される作品の質として、波及効果が期待される。コロナ禍と重なった研究期間の応急処置として導入した機材環境による新たな発表のあり方等含め、社会との繋がりを促進することも見込まれる。

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公開日: 2023-01-30  

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