研究課題/領域番号 |
19H01236
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02020:中国文学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
濱田 麻矢 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (90293951)
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研究分担者 |
田村 容子 北海道大学, 文学研究院, 教授 (10434359)
及川 茜 神田外語大学, 外国語学部, 講師 (40646725)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | サイノフォン / 中国語圏文学 / ジェンダー / 台湾文学 / 香港文学 / マレーシア華人文学 |
研究成果の概要 |
中国文学、台湾文学、香港文学というように国家もしくは体制によって区切られてきた20世紀の中国語圏文学について、サイノフォン(華語文学)という新しい概念に基づいた新たな文学研究の枠組みを提案した。同時に、文字テクスト/小説中心だった文学概念から画像/音声の果たした役割の重要性を提唱し、グラフィックノベルや映画シナリオといった複合的なテクストも視野に入れて中国語文学研究の新しい地平を開くとともに、中国、台湾、香港、北米といった海外の研究者/創作者と討論し、華語文学が持つ多様な可能性について研究論文を多数執筆、公開した。
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自由記述の分野 |
中国文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国に対する政治的イメージが先行している現在、中国の文化が持つ多様性を見直し、伝えていくことには大きな意味がある。本研究では20世紀中国の経典的作品をジェンダー問題や民族問題など、新たな視点を用いて読み直すとともに、国内であまり知られていない植民時期の台湾文学やチベット文学、香港文学、マレーシア華人文学など、中国語圏における多様な文学的営為について学術的な整理を試みた一方、翻訳や解説、シンポジウムなどを通じて、テクストそのものの魅力を日本の読者に届けるという社会的意義も担った。
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