研究実績の概要 |
2021年5月20日にアニック・ジョエル教授(トゥーロン大学)を招聘し、オンラインで国際講演会「<< Aragon et les revues litteraires pendant l’Occupation allemande >>」を開催した。 重見は、「第2次世界大戦期フランス南部地域における検閲の現実-ローヌ県リヨン都市圏文書館収蔵の資料<<182W 147>>について-」(『広島大学フランス文学研究』, 第39号, pp.36-54, 2020年)を発表した。また、2021年9月30日にトゥール大学で開催された国際研究集会にオンラインで参加し、検閲制度に関する問題を口頭発表(<< Les lectures des oeuvres de Sade par Roland Barthes et par Michel Foucault >>)で言及した。この一部を「サドの読者フーコー」として発表した(『広島大学フランス文学研究』, 第40号, pp.41-59, 2021年)。 間瀬は、「20世紀フランス演劇史の洞をのぞく:クリスチャン・カサドシュとは何者か」(『宮城学院女子大学研究論文集』133、1 - 21頁、2021年12月31日発行)を発表した。また、2020年10月21日-2021年3月11日の期間リヨンを中心に資料調査を実施した。永田は、「映画『海の沈黙』をめぐって」(日本フランス語フランス文学会中部支部研究論文集44巻, pp. 1-16, 2020年)に加えて「シムノンと映画―『家の中の見知らぬ者たち』の映画化をめぐって」(日本フランス語フランス文学会中部支部研究論文集45巻、2021年)を上梓し、2020年の日本フランス語フランス文学会中部支部大会にて、「アンリ・ドゥコワン『家の中見知らぬもの』をめぐって」の題目で口頭発表をおこなった。
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