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2021 年度 実績報告書

自閉症スペクトラム障害の言語行動のアルゴリズム構築

研究課題

研究課題/領域番号 19H01258
研究機関青森中央学院大学

研究代表者

加藤 澄  青森中央学院大学, 経営法学部, 教授 (80311504)

研究分担者 斉藤 まなぶ  弘前大学, 保健学研究科, 教授 (40568846)
飯村 龍一  玉川大学, 経営学部, 教授 (80266246)
田中 真寿美  青森中央学院大学, 経営法学部, 准教授 (90557795)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード自閉症スペクトラム障害 / 機能言語学 / コーパス言語学 / 談話分析 / ASD / 臨床言語論 / 言語発達 / 語用論的障害
研究実績の概要

1. 日本語コーパスに関して:
①コーパス拡張のためのデータ収集と逐語記録化を継続し、アノテーション作業を行った。②別の研究枠である判別において、アノテーションの自動化が必要となるため、自動アノテーションの精度をあげる試みを継続した。現時点で、特定の2種類のタスクのトランスクリプトの自動アノテーションの精度は、90%に達しているが、その他複数のタスクのトランスクリプトに関しては、精度がかなり低い値となった。これは、前者の容量が大きく、高い精度が得られるだけの機械学習量を達成しているからで、後者の場合、それに見合うだけのデータ量となっていないことが原因として考えられる。そのため、コーパス拡張のためのデータ収集を今後も継続することなる。また、コーパス拡張は、すでに精度90%が得られているタスクに関しても、機械学習のための学習容量を増やすことになるので、さらなる精度を上げることにつながる。③学習容量を増やすことで精度を上げる試みとは別に、特定の語彙-文法資源のエラー率が高く、これはPCが意味の違いを判別できないという限界に因するものであるが、何等かのプログラミングの工夫が可能とならないものか探求を行った。④コーパスviewerのversion upを継続した。
2. 英語話者版コーパスに関して:
①Covid-19による渡航制限が緩和・解除されたことから、中断していたデータ収集を再開し、英語話者ASD児/者、定型発達児/者を対象に、日本語話者に課したタスクと同じタスクを課した。②収集したデータに関しては、順次、逐語記録化を進めた。③逐語記録化したデータの個人情報の記号化、及び個人が特定できる情報の修正・削除を行った。④英語版用のアノテーション・ツールの開発を行った。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Attitudinal evaluation of autism spectrum disorder individuals from the perspective of affordances and social cognition2023

    • 著者名/発表者名
      Kato, S
    • 雑誌名

      Japanese journal of systemic functional linguistics

      巻: 12 ページ: -

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 大学生は外国につながる子どもの学習支援活動にいかに取り組んだか2023

    • 著者名/発表者名
      田中真寿美
    • 雑誌名

      青森中央学院大学地域マネジメント研究所研究年報

      巻: 19 ページ: 13-29

  • [雑誌論文] Epidemiology of ASD in Preschool-age Children in Japan2022

    • 著者名/発表者名
      Saito M, Sakamoto Y and Terui A
    • 雑誌名

      IntechOpen

      巻: - ページ: -

    • DOI

      10.5772/intechopen.108674

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] A Systemic Functional Interpretation of Speech Presentation Modes in the System of Projection in English2022

    • 著者名/発表者名
      Iimura, R
    • 雑誌名

      日本英語教育英学会

      巻: 27(41) ページ: 95-132

  • [学会発表] Estimating the Prevalence of Autism Spectrum Disorders in 3-Year-Old Children in Community-Based Survey in 5-Year-Old Children, Including the Use of Web Systems2022

    • 著者名/発表者名
      M. Saito, T. Mikami, A. Terui, Y. Sakamoto, A. Osato, M. Takahashi, M Adachi, T. Hirota, K. Nakamura
    • 学会等名
      INSAR
    • 国際学会
  • [学会発表] 乳幼児期におけるDCD児の診察について~健診現場での問診や観察のポイント2022

    • 著者名/発表者名
      斉藤まなぶ
    • 学会等名
      第6回日本DCD学会学術集会シンポジウム2
    • 招待講演
  • [学会発表] 発達障害児の早期発見・早期介入~地域での取組2022

    • 著者名/発表者名
      斉藤まなぶ
    • 学会等名
      第16回日本小児心身医学会東北地方会学術集会特別講演
    • 招待講演
  • [図書] 発達障がい―病態から支援まで―2022

    • 著者名/発表者名
      大阪大学大学院連合小児発達学研究科(監修)
    • 総ページ数
      168
    • 出版者
      朝倉書店
    • ISBN
      978-4-254-30125-0

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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