研究課題/領域番号 |
19H01289
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
折井 麻美子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30334585)
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研究分担者 |
和氣 一成 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (10614969) [辞退]
オオガボールドウィン クィント 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20536304)
大賀 京子 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40343016)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 教員研修 / 発音 / スピーキング / 会話 / 指導力向上 / e-learning / ICT / 発音ソフト |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、地域の枠を越えて、国内各地の小学校教員の英語発話能力と指導スキル向上を、ICTと対面講習を併用した「ブレンド型研修」で支援し、その効果を検証することである。初年度は、ブレンド型研修のプラットフォームとなる研修ウェブサイトを構築し、英語発音方法、スピーチ技術・スピーキング指導法、授業運営、テスト手法に関する動画を作成した。また、7月から12月にかけて、対面講習とタブレットに搭載した発音ソフトを活用した教員研修を希望者を対象に杉並区にて実施した。研修では、アンケート調査を実施した。また、データ収集の結果を2020年3月のスペインの学会で発表した。 具体的な研修の開発内容は以下の通りである:① 発音方法 (母音・子音・リズムと音変化)② 発音指導法について ③ スピーキング指導法 ④ スピーチスキルとその指導法について ⑤ 授業運営方法について ⑥ ALTとのTT授業について⑦ パフォーマンステスト手法と実施
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
希望者を対象とした研修を実施し、対面講習やICTを用いた研修において現職教員が必要とする研修内容の検証をおこなった。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルスのまん延で非常事態宣言が発令されたことに伴い、対面での教員研修を実施することが非常に難しい状況が生じている。また、学内への立ち入りが一切できない期間が生じており、開発した研修をオンデマンド講義として録画する手段もなくなっている。そのため、夏以降に予定しているデータ収集を目的とした教員研修の実施ができるかどうかわからない状況に陥っている。そのため、上半期中には、オンデマンド講義として用いる研修内容の精査や、講習数を増やすことに注力し、録画ができる社会的状況および大学の録画スタジオが開室されることを待つ予定である。 夏以降も録画が難しい状況となった場合には、対面講習の部分は断念し、フルオンデマンドの講習を、提供講習数を減らした規模を縮小した内容で、教員研修を実施してデータ収集を行う予定である。
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