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2022 年度 研究成果報告書

通信使と訳官使の統合的研究―17-19世紀東アジア国際秩序と構造の視座転換―

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01307
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03020:日本史関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

池内 敏  名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (90240861)

研究分担者 片山 まび  東京藝術大学, 美術学部, 教授 (80393312)
程 永超  東北大学, 東北アジア研究センター, 准教授 (80823103)
石田 徹  島根県立大学, 国際関係学部, 准教授 (90386524)
酒井 雅代  大妻女子大学, 比較文化学部, 講師 (30827655)
古川 祐貴  弘前大学, 人文社会科学部, 助教 (00784860)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード朝鮮通信使 / 訳官使 / 近世 / 東アジア / 国際秩序 / 対馬藩
研究成果の概要

対馬藩政史料を中心に近世東アジア国際秩序を再検討しうる史実の選択と再構成に努めた。文献史料の精査を基盤に据えつつも、考古学や美術史学の手法に熟練したメンバーを追加招することで研究の深化をはかった。科研メンバーによる研究会を組織し、科研独自の学術誌を研究期間中に7冊刊行し、本科研による研究活動の具体的成果を速やかに発信した。17-19世紀東アジア国際秩序を再構成して新たな枠組み提示へ向けて一歩を進めることとなった。なお、本科研では東アジアをまたいで若手研究者の研究交流と発表の機会を作るよう努めてきたが、コロナ感染症拡大状況の中では必ずしもこの活動は十分には行いきれなかった。

自由記述の分野

近世日朝関係史

研究成果の学術的意義や社会的意義

もっぱら朝鮮通信使を分析することを通じて構想されてきた近世東アジア国際秩序の構造的理解に対して、本研究では従来は精細な研究がほとんどなされてこなかった訳官使に注目して朝鮮通信使と訳官使を対比的に検討を進めながら近世東アジア国際秩序の再構成を展望できるような研究の蓄積がなされたことと思う。さらに、日本・朝鮮関係の背後にある中国(明・清)の存在を従来以上に意識的に追究すること、文献史学で明らかにされた史実を考古学的・美術史学的な手法によって明らかにされた史実とつきあわせながら、歴史空間の重層的なありさまを再現すべきこと、北方史への視座の展開が重要であることを新たな研究展望として得ることとなった。

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公開日: 2024-01-30  

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