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2022 年度 研究成果報告書

1950年代、中国共産党権力の社会への浸透とその矛盾に関する共同研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01315
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
研究機関筑波大学

研究代表者

山本 真  筑波大学, 人文社会系, 教授 (20316681)

研究分担者 大澤 肇  中部大学, 国際関係学部, 准教授 (00469636)
笹川 裕史  上智大学, 文学部, 教授 (10196149)
泉谷 陽子  フェリス女学院大学, 国際交流学部, 准教授 (20773485)
鄭 浩瀾  慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 准教授 (40458964)
河野 正  東京大学, 社会科学研究所, 助教 (40709002)
阿南 友亮  東北大学, 法学研究科, 教授 (50365003)
加島 潤  慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50463899)
李 海燕  東京理科大学, 教養教育研究院葛飾キャンパス教養部, 准教授 (50708196)
三品 英憲  和歌山大学, 教育学部, 教授 (60511300)
福士 由紀  東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (60581288)
丸田 孝志  広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (70299288)
金野 純  学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (80553982)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード中国 / 中国共産党 / 1950年代 / 農村
研究成果の概要

中国近現代史研究、中華人民共和国史研究を発展させるために、1950年代における共産党権力の社会への浸透の様態を研究した。また社会各群体による党権力の浸透への反応・対応も検討した。さらに党権力が社会に浸透する過程で新たに発生した諸矛盾にも注意を向けた。これにより、1950年代後半から60年代に顕在化する政治的・社会的問題と1950年代に実施された諸政策との因果関係を明らかにした。

自由記述の分野

中国近現代史

研究成果の学術的意義や社会的意義

中国現代史での共産党中心史観の相対化が進むにも拘わらず、依然研究が手薄である人民共和国成立初期の1950年代に対象を絞って研究を行った。中国全土を長期にわたり統治する基礎を共産党が築いたのがこの時期である。しかし、その後1950年代末の大躍進や1960年代の文革期において、国家と社会は大きな混乱に直面していく。ゆえに、この曲折の歴史を多面的にかつ深く理解するためには1950年代初期から中期までを、権力浸透とそこで胚胎した矛盾が複合する過程と捉え、批判的視角から再検討することが有効である、この課題を遂行した本研究は中国現代史研究に裨益するところ大である。

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公開日: 2024-01-30  

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