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2022 年度 研究成果報告書

ムハンマド一族をめぐる諸言説に関する研究:イスラーム史研究の革新をめざして

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01317
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
研究機関東京大学

研究代表者

森本 一夫  東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00282707)

研究分担者 新井 和広  慶應義塾大学, 商学部(日吉), 教授 (60397007)
河原 弥生  東京大学, 附属図書館, 准教授 (90533951)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードイスラーム教 / イスラーム史 / ムスリム / ムハンマド一族 / 血統 / 宗派 / サイイド
研究成果の概要

イスラーム教の創始者ムハンマドに連なる血統とその血統を帯びるとされる人々がさまざまな環境に暮らすムスリムによってどのように論じられてきたかを探究した。国内外の11名のメンバーが、定例研究会や現地合同調査により知見を共有しながら事例研究を行った。成果発表は国際的な研究集会でのパネル組織やシンポジウム開催、雑誌特集号の刊行などを通じて行った。さまざまな時代・地域に関する事例研究を展開することができたのみならず、スンナ派・シーア派間での異同や女性の扱いの問題など、時代・地域をこえた論点について考察を進めることができた。

自由記述の分野

イスラーム史、イスラーム研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

ムハンマドの一族を称す人々はイスラーム史のさまざまな場面に登場し、また現在もムスリム諸社会に広く見られる。よって、彼らに対する洞察を深めることは、過去と現在のイスラーム教やムスリム諸社会の理解の深化に資することが期待される。しかし、多様な姿を見せる彼らをムハンマド一族という共通の属性に即して捉え、彼らの立場や役割、彼らの血統が持つとされてきた意味を解明しようとする動きは世界的に見てもようやく緒についたところである。本研究は、このような新たな動向のなかでの独自の試みと位置づけられる。

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公開日: 2024-01-30  

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