研究課題/領域番号 |
19H01319
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
石川 禎浩 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10222978)
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研究分担者 |
都留 俊太郎 京都大学, 人文科学研究所, 助教 (00871401)
小野寺 史郎 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (40511689)
村上 衛 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (50346053)
森川 裕貫 関西学院大学, 文学部, 教授 (50727120)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 中国共産党史 / 中国近代史 / 資料学 |
研究成果の概要 |
京都大学人文科学研究所で進められている「20世紀中国史の資料的復元」をプラットフォームとして、本プロジェクトで収集、蓄積してきた政党文書、資料集を吟味し、批判的に再構築を進める作業を推進した結果、いくつかの事案(中国共産党、戦後日本の中国近代史研究)に関して、資料編纂上の問題を解明し、よりよい史資料調査に基づく研究成果を生み出すことができた。
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自由記述の分野 |
中国共産党史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国における近現代史の叙述がイデオロギー型革命政党によって統制され、方向付けられてきたことを明らかにするとともに、歴史資料はしばしばそのイデオロギーに符合するよう編纂されてきたことに光をあてた。それゆえ、既存の公刊史料に基づく限り、どうしてもその枠組みから脱却できないという隘路から脱するために、まず基本的な史料を編纂状態以前にもどすという気の遠くなる作業から始めなければならないことを浮き彫りにできたと考えている。そのインパクトは、中国史を超える広がりを持つであろう。
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