研究課題
本研究の総まとめとして、2024年1月に2日間にわたり、国際シンポジウムを開催した。本研究代表および分担者に加え、国内外から日本インドネシア占領期の研究者を招集し、研究代表者の所属機関である宮城大学を会場とし、同時に本研究で収集した稀少文献および史料を展示した。インターネットを通じて配信も行い、同時に録画映像も残した。米国の大学院生も参加し、本研究が次世代へ引き継がれる形で行い、シンポジウムは、1名のパネリストの日本語発表に同時英語通訳を入れた以外、すべて英語で行い、海外からもチャットの質問もあったため、国内外に本研究の成果を伝えることができた。本研究の主眼は2点あり、一つは「日本占領期インドネシア」が戦前と戦後を繋いでいるはずだが、現在のインドネシア現代史の中では、言語的な難しさから継続性を見出す研究は少ない。特に戦中から戦後への連関が見える研究は少ないということから、シンポジウムでは、法律、軍の体制、水のインフラ、戦後裁判と人脈、医科学研究所、在イ元日本兵等、連続性を紹介する研究を発表した。もう一つの研究主眼としては、本研究また本研究代表および分担者が収集した研究史資料のデジタル化を推進し、史資料(特にオリジナル史料)の散逸を食い止めると同時に、史料を基にしながら日本占領期インドネシアに関わったオランダ、日本、インドネシア等の人々の人物相関図を作成することであった。データベースを製作するにあたり、人文社会会学者と情報科学を専門とする研究者の間で、膨大な資史料の中から貴重なものの順位を決めて、データベースに反映した。人物相関図は、本研究分担者及び代表がが執筆した書籍および論文からデータを取り出し作成している。2023年度末には100人余の人物の相関関係及び各人の簡略版バイオデータが出来上がっている。最終年度の為、各研究者が国際シンポジウムのため研究の集大成を行った。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
URLは現在更新中である。令和6年8月更新予定。
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佐賀大学芸術地域デザイン学部研究論文集
巻: 7(2) ページ: 19-26
華僑華人研究
巻: 20 ページ: -
Kasetsart Journal of Social Sciences
巻: 44(3) ページ: 781-788
http://lapangan.net/ring/