• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実績報告書

シルクロード遺跡の再発見:デジタル史料批判に基づく遺跡照合と地理学情報基盤の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19H01324
研究機関東洋大学

研究代表者

西村 陽子  東洋大学, 文学部, 教授 (70455195)

研究分担者 北本 朝展  国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (00300707)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードシルクロード / 遺跡 / データベース / GIS
研究実績の概要

2021年度~2022年度にかけては、新型コロナウイルス感染症の影響が大きく残る中、海外における調査活動は断念せざるを得なかった。本科研は日本国内において活動する場合は「シルクロード遺跡データベース」の構築を進めることが成果の創出に繋がるため、2021年度は特に集中的に遺跡データベースの構築を進めた。
本科研におけるデータベースの構築は、研究成果を広く世界の研究者と共有するシルクロード研究の基礎的な研究基盤を立ち上げることを目指しており、2021年度は本科学研究費の支援によりデータ駆動型の遺跡照合のための情報基盤「シルクロード遺跡データベース」の構築を進め、2021年12月に一般公開した。このデータベースは人文学資料の公開に適したオープンソースソフトウェアOmeka Sを基盤としたもので、各種の情報をカード型にまとめ、カード単位で照合可能とすることで、複数のカードに書かれた情報を統合できる点が大きな特徴である。さらに、探険隊のオリジナル地図が閲覧できるだけでなく、「シルクロードデジタルマップ」において、地名集(gazetteer)の検索も提供しており、様々なデータを統合的に利用して遺跡照合に関する情報を入力できる段階まで構築が進んでいる。また、遺跡データベースに入力したデータは、オープンデータのライセンスを付与して一般に公開することで、研究コミュニティが幅広く再利用できるように配慮している。Omeka Sで新規開発した機能もスムーズに稼働しており、一部のオープンソース化も検討している。一方で、本科学研究費の支援による構築はシステムを考案した申請者らが入力することを前提に構築したものであり、国際的な学術情報基盤として稼働するには今一歩の改良が必要な部分が残されている。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2021 その他

すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 備考 (2件)

  • [国際共同研究] 北京大学/吐魯番学研究院(中国)

    • 国名
      中国
    • 外国機関名
      北京大学/吐魯番学研究院
  • [国際共同研究] ベルリン国立アジア美術館(ドイツ)

    • 国名
      ドイツ
    • 外国機関名
      ベルリン国立アジア美術館
  • [雑誌論文] 重識絲綢之路上已発掘古代建築的新方法2021

    • 著者名/発表者名
      西村陽子, 富艾莉, 北本朝展
    • 雑誌名

      高昌遺珍:古代絲綢之路上的木構建築尋踪

      巻: 0 ページ: 56-69

    • 国際共著
  • [雑誌論文] カード単位の照合エビデンスを共有する シルクロード考古遺跡情報の統合データベース2021

    • 著者名/発表者名
      西村陽子, 北本朝展
    • 雑誌名

      じんもんこん論文集2021

      巻: 2021 ページ: 146-153

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [備考] シルクロード遺跡データベース

    • URL

      http://dsr.nii.ac.jp/ruin/

  • [備考] シルクロード地名集

    • URL

      http://dsr.nii.ac.jp/digital-maps/

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi