• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

古代ゲノム解析による東アジアーシベリア境界領域における人類集団の変遷の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H01356
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03060:文化財科学関連
研究機関琉球大学 (2023)
金沢大学 (2019-2022)

研究代表者

佐藤 丈寛  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10558026)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード古代ゲノム / 古人骨 / 集団遺伝学
研究成果の概要

礼文島出土のオホーツク文化後期人骨(NAT002)のゲノムデータは、この個体が縄文系統、カムチャツカ系統、アムール系統の混血個体であることを示唆した。アムール系統の北日本への移住は約1,600年前であることが示唆され、これは北海道でのオホーツク文化成立に関する考古学的証拠と一致する。また、カムチャツカ系統は約2,000年前に北日本へ移住したことが示唆された。さらに、オホーツク文化初期人骨(NAT004)のゲノムは縄文系統とカムチャツカ系統の混血個体として説明可能であった。この発見は、NAT002ゲノムによって示唆された縄文系とカムチャツカ系との混血集団の存在を示す直接的な証拠となりうる。

自由記述の分野

分子人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、従来より指摘されていた5世紀頃のアムール川下流域から北海道へのヒトの移住が裏付けられたことに加え、これまであまり指摘されてこなかった続縄文時代に相当する時期のカムチャツカ半島から北海道への移住を示唆する結果が得られた。これまで、考古学的には続縄文時代にカムチャツカ半島から北海道への移住を支持する明確な証拠は無いとされてきたが、本研究の結果は、従来の北海道考古学の研究結果について再考を促す材料のひとつとなり得る。今後、カムチャツカ半島から北海道への移住があったという前提で考古遺物を再検討すれば、考古学においても新たな発見があるかもしれない。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi