研究分担者 |
小口 千明 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (20312803)
辻 彰洋 独立行政法人国立科学博物館, 植物研究部, 研究主幹 (40356267)
申 基チョル 総合地球環境学研究所, 研究基盤国際センター, 准教授 (50569283)
岡田 保良 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 研究員 (90115808)
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研究実績の概要 |
本年度5月から新型コロナ感染症の扱いが5類に移行したが、感染症自体は継続しているため、感染予防に留意しつつ活動を再開した。 ①ウィーン大学との共同研究(5月・8~9月)として、ゼルツ氏とラガシュ・ギルス地域の粘土板に関する意見交換・文献研究を行なった。マインガスト氏と粘土板素材について意見交換、同氏が講師を務めた研究会(ウィーン農業大学主催:5月6~7日)に参加(渡辺)。 ②粘土板データのオープンアクセス用ログインサイトを制作したオーフス大学のハンドベルグ氏が長期入院となったため、フデック氏(ウィーン大学)と今後のサイト管理について打合せ(8~9月)を行なった(渡辺)。 ③レイ氏(大英博物館)からギルス堆積物年代測定に関する追加の試料分析を打診され、4試料の分析を行なうことで合意(渡辺・辻・Rey・Uxue)、Beta Analyticで分析した(9~12月)。 ④レイ博士(大英博物館)を招聘してギルス発掘に関する研究会を開催予定だったが来日が難しくなったため、コリンズ氏(大英博物館中東部門キーパー)に相談しテーマを変更して開催することとなった。2024年2月7~12日に来日招聘し、前半は京都で打合せ(渡辺・山田・申・コリンズ・テイラー)・京都国立博物館視察、後半は東京で国際ワークショップ「Nineveh: City, Palaces, and Clay Tablets」(2月10日 筑波大学東京キャンパス)、東京国立博物館・国立科学博物館視察を行なった。ワークショップには30名以上参加、「Kings, gods and pet lions in Nineveh」 (P. Collins)、ならびに「The Library of Ashurbanipal, King of the World」(J. Taylor)について討議した。両氏とは今後の共同研究についても打合せをした。
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