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2022 年度 研究成果報告書

アジアリンクの拡大からみた現代オーストラリアの産業多様化

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01379
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分04020:人文地理学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

堤 純  筑波大学, 生命環境系, 教授 (90281766)

研究分担者 阿部 亮吾  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (10509144)
葉 せいい  茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (30242332)
大呂 興平  大分大学, 経済学部, 教授 (50370622)
松井 圭介  筑波大学, 生命環境系, 教授 (60302353)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードアジアリンク / 産業多様化 / 高級食材 / サービス貿易 / オーストラリア
研究成果の概要

本研究の目的は,アジアリンクの拡大にともなう現代オーストラリアの産業多様化を引き起こす根本的なダイナミズムを,量的な変化のみならず質的な変化も念頭に置いて実証的に解明することとした。計画当初では,2019年度と2022年度の4年間の研究期間を通して現地調査を実施し,最新のオリジナルなデータを収集することを想定していた。しかし,新型コロナウイルスの感染拡大および海外渡航の中止により,研究計画の一部を修正した。具体的には,日本国内から実施できる統計資料の解析およびGIS(地理情報システム)による空間解析を多用し,オーストラリアの国内外および国内の人口移動に関する新たな知見を得ることができた。

自由記述の分野

人文地理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,研究期間の半分以上の期間において現地調査を実施できなかったため,当初計画していた内容について十分な成果を得ることができたとは言いがたい。その一方で,計画の一部を変更して国勢調査のカスタマイズデータとGISを組み合わせた膨大な解析を行ったところ,いままでわかっていなかった興味深い事実がいくつか浮かび上がってきた。大都市であるシドニーとメルボルンでは過去30年で初めての人口減少を経験した一方で,ブリスベンなどの一部の都市において国内移住者により人口増加がみられた。従来の傾向とは大きく異なる形で現代のオーストラリアが変貌する一端を解明できた点は,学術的にも社会的にも意義がある。

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公開日: 2024-01-30  

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