研究課題/領域番号 |
19H01388
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
佐久間 寛 明治大学, 政治経済学部, 専任准教授 (80726901)
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研究分担者 |
中山 智香子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10274680)
酒井 隆史 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (20343410)
河野 正治 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (20802648)
松村 圭一郎 岡山大学, 社会文化科学学域, 准教授 (40402747)
深田 淳太郎 三重大学, 人文学部, 准教授 (70643104)
箕曲 在弘 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (70648659)
生駒 美樹 津田塾大学, 国際関係研究所, 研究員 (70838797)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 負債 / 民族誌 / 人類学 / 経済思想 / 社会思想 |
研究実績の概要 |
本年度は、全3回の研究会において7名が報告を行い、共同研究の深化を図った。とりわけ昨年度以来議論を進めてきた「人間経済」概念をめぐり多角的な検証を行った。また、昨年度実施した日本文化人類学会公開シンポジウム「人類学からみる現代世界の信用と負債―「人間の経済」に向けて」の成果として、同シンポジウムの報告に加え、酒井隆史氏の論考、D・グレーバーらの翻訳論文、報告者座談会を盛り込んだ論集の商業出版の準備を進めた。コロナ渦が収束の兆しを見せてきたことから、可能なものから海外渡航を再開し、現地調査を実施した。これらの成果をふまえ、本科研メンバーによる個別の研究成果の公開を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
収束の兆しを見せたとはいえ新型コロナウイルス感染症の流行がつづくなか3回の研究会を実施し、また、昨年度のシンポジウムの成果を論集として公開する準備を着実に進めてきたため。
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今後の研究の推進方策 |
年度初めにシンポジウムの成果論集を出版する。また外部からコメンテータを招き、同syの合評会を実施する。可能なものから現地調査を再開し、一次資料の収集と理論的総合を目指す。
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