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2023 年度 研究成果報告書

文化遺産の「社会的ふるまい」に関する応用人類学的研究:東部アフリカを事例に

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01400
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分04030:文化人類学および民俗学関連
研究機関国立民族学博物館

研究代表者

飯田 卓  国立民族学博物館, グローバル現象研究部, 教授 (30332191)

研究分担者 花渕 馨也  北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50323910)
梅屋 潔  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (80405894)
中村 亮  福岡大学, 人文学部, 准教授 (40508868)
鈴木 英明  国立民族学博物館, グローバル現象研究部, 准教授 (80626317)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード世界遺産 / 無形文化遺産 / コミュニティ / 文化伝承 / 実践 / 価値 / グローバル化
研究成果の概要

本研究では、①個々の社会文化的コンテクストをふまえた文化遺産の参与観察と民族誌的記述、②社会文化的コンテクストが異なる複数の文化遺産の比較分析、③複数の社会文化的コンテクスト相互のあいだで意図的に情報を流通させる「野外実験」という3つのアプローチを提案していた。①と②については、批判的遺産学会の2020年大会(ロンドン)において「アフリカの遺産におけるローカルな価値」という分科会を、スイスの研究者2名およびウガンダの研究者1名とともに企画・実施した。③は感染症流行のため、じゅうぶんに実施できなかったが、代表者がマダガスカルで記録したビデオをもとに民族誌映画を制作し、複数の国際映画祭で上映した。

自由記述の分野

文化人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

すでに出版したHeritage Practice in Africa では、個々の社会文化的コンテクストをふまえた文化遺産の記述をおこなった。また、編集中のRevisiting Nara: Authentic Change in Intangible Cultural Heritage ではアフリカ以外の地域の事例報告もふまえ、変化していく文化遺産に関する合意を得るための必要条件を論じ、ローカルな価値観の尊重を指摘した。このことは、日本の文化財保護法(1950年)が制定されて四半世紀が経過しようとしている現在、あらためて文化遺産の価値と社会的位置づけを考えなおすうえで重要である。

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公開日: 2025-01-30  

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