研究実績の概要 |
最終年度にあたる2023年度には、研究成果の公表に力を入れた。その結果、本研究課題に参加するメンバー4名により、国際学会を中心に海外での研究成果報告3本、英語共著書籍の出版2本、和書共著書籍の出版3本、また、それ以外にも, オンライン英文による国際研究の成果(Oxford大学のオンライン百科事典の掲載記事)公表もあった(Monalisa Adhikari and Yuji Uesugi, Conflict Management and Peacebuilding in Asia, Oxford Research Encyclopedia of International Studies, 2023, DOI: https://oxfordre.com/internationalstudies/display/10.1093/acrefore/9780190846626.001.0001/acrefore-9780190846626-e-794)。 2023年度末には、代表者(藤重)が米国NYにおいて、国連PKO関係の実務家・研究者を中心に聞き取り調査を行なった。本来、最終年度の後半に海外調査を行うことは想定していなかったが、2023年半ば、"New Agena for Peace”という重要文書が国連から出されたため、追加調査が必要だと判断した。 研究当初の2019年度と比べると、コロナ禍の影響を大きく受け、2019年度の終わりから2022年度前半まで、当初予定していた海外での調査を十分に行えなかったことなど影響も少なからずあったが、代わりにオンラインでの調査を積極的に行う等し、大枠では概ね必要な調査研究を期間内に終えることができた。ただ、どうしてもコロナ禍時代の影響により計画通りに進められない部分があったたため、成果の公表は引き続き行ってくことになる。
|