研究課題/領域番号 |
19H01511
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
阿部 武司 大阪大学, 大学院経済学研究科, 招へい教員 (10151101)
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研究分担者 |
平野 恭平 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (10509847)
結城 武延 東北大学, 経済学研究科, 准教授 (80613679)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ヒック・ハーグリーブズ / プラット・ブラザーズ / 石河正龍 / 山辺丈夫 / 綿紡績業 / 技術移転 / イギリス / 紡績聯合会 |
研究実績の概要 |
①令和5年4月29日(ZOOM会議)、同10月14日(学士会館で対面会議)、令和6年2月29日(ZOOM)の3回、研究メンバー各自の研究の進捗および今後の計画遂行を確認するため研究会を開催した。 ②5月28日午後、福岡県福岡市の西南学院大学で開催された社会経済史学会全国大会で、研究代表者・阿部武司がオーガナイザーとなったパネルディスカッション「日本繊維産業史の新展開」が採択され、阿部「日本綿業史の課題」、結城武延(研究分担者)「近代日本紡績業の企業史―鐘紡における武藤の経営戦略と組織設計」、平野恭平(同)「日本化学繊維産業史の課題」、平井直樹(研究協力者)「明治前期の日本における綿糸紡績工場建設の技術移転─大阪紡績会社の事例研究を通して」の4報告を実施した。コメントには研究協力者の中岡俊介も加わった。すなわち本研究プロジェクトの代表者・分担者2人・協力者2人が参加した企画であり、とりわけ本研究の直接の成果が阿部、平井の両報告によって公表された。 ③令和6年3月2-17日に平野と平井が英国に出張し、ランカシャーにおいて、まずボルトン中央図書館で昨年度に引き続きヒック・ハーグリーブズ社関連の資料を、次いでプレストンのランカシャー・アーカイブズでプラット社およびドブソン・バーロー社の資料を、それぞれ閲覧・撮影した。その後ロンドンに移動し、産業遺産の見学と大英図書館での繊維産業史関連の資料収集を実施した。阿部も令和6年2-3月に栃木・群馬・広島・山口の諸県の県立図書館に出張し、日本国内の綿紡織産業の歴史に関する文献調査を行った。 ④今年度までの計5か年度に及ぶ研究成果は、令和6年3月末までに各自が論文草稿として取りまとめた。今後、あまり時間を置かずに、令和5年5月に報告を行った社会経済史学会の機関誌『社会経済史学』の特集号に、それらの改訂稿を一括して投稿する予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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