| 研究課題/領域番号 |
19H01521
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
若林 直樹 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (80242155)
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| 研究分担者 |
関口 倫紀 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (20373110)
山田 仁一郎 大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (40325311)
山尾 佐智子 慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 准教授 (80812487)
テイラー 雅子 大阪学院大学, 経営学部, 教授 (20330376)
中本 龍市 九州大学, 経済学研究院, 准教授 (80616136)
本間 利通 大阪経済大学, 経営学部, 教授 (90461128)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | 顧客志向型組織 / 組織変革 / 複数事例分析 / 従業員創造性活性化 / サービス産業 |
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| 研究実績の概要 |
今年度は、顧客志向性に結びつく組織行動の仮説枠組にもとづき調査分析を行った。今年度は、オンライン研究会を実施し、各自報告をすると共に、関連の研究活動を調整した。まず、理論枠組みの検討においては、顧客サービスでの価値共創プロセスを、NKモデルを応用したコンピュータシミュレーションを用いて検証し、経営行動学会において報告した。顧客志向の組織文化について、観光産業、農業法人などを対象として、その組織変革効果や組織業績改善効果について検討を行い、農業経営学会や国際ホスピタリティ経営学術会議APacCHRIE2020において成果報告を行った。さらに、顧客志向性の強い新規事業創造を行った企業家事例について、政治的・倫理的実践という新たな分析視点から理論的な考察を行う論文を発表した。上場企業における社外取締役という専門サービスの影響について性差の影響に焦点を当てて、質的比較分析を行い、米国経営学会で報告を行った。第二に、複数事例分析に関しては、ブイキューブ、マネックスグループ、中川政七商店、コーチ・エィなどに対して行った。さらに、専門サービス組織として弁理士に注目して、顧客ポートフォリオの国際化程度および制度距離が組織成長に与える効果について定量的に分析を行った。第三に、人的資源管理は、サービス産業における顧客志向性の活性化の要因や効果的な施策についての分析を行った。従業員の創造性活性化に関して、心理学系の実験的手法（ポリシーキャプチャリング法）を用いて、サービス業従事者にオンラインアンケートを実施した。ホスピタリティ産業では、小規模組織における内的顧客への取り組みとして顧客志向性を捉えるため、旅館業経営者を中心にヒアリングを行った。そして、専門サービスの職種の特性を捉えるために、看護師と薬剤師を対象として、組織コミットメントと職業コミットメントが組織行動に与える影響を検討した。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍の関係で事例分析が遅れた。また、研究会活動について支障を受けた。
アンケート調査実施も遅れ気味である。
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| 今後の研究の推進方策 |
研究会、調査活動は、オンラインを活用しながら、新型コロナ感染症対策と関連しながら、展開したい。また、2年間の成果については、国際学会については、オンラインのものを中心に成果報告を行う。
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