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2021 年度 研究成果報告書

二元的ネットワーク構造の循環によるパフォーマンス・モデルの提唱と実証

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01527
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

三橋 平  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (90332551)

研究分担者 ALCANTARA L.L.  立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (10584021)
永山 晋  法政大学, 経営学部, 准教授 (10639313)
安田 直樹  立教大学, ビジネスデザイン研究科, 准教授 (70756981)
閔 廷媛  上智大学, 経済学部, 准教授 (30632872)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード経営学 / 組織論 / 社会ネットワーク / 組織学習
研究成果の概要

本研究では、弁証法的アプローチと呼ばれる研究アプローチを採用し、組織を2つのロジック・考え方という対立項から分析した。このアプローチによれば、2つのロジックは時間軸とともに行き来したり、ある時点では共存したり、もしくは一方が他方を凌駕しているなどの様々なパターンがあると考えられる。本研究は、このダイナミクスとプロセスを分析すると、組織が持つ本質的な特徴についての理解を深めることを目的としている。研究の1つは、イノベーターが長期的、短期的志向を持ちネットワークを構築しているが、インセンティブ・リデザインがこの志向性に対してどのような影響を与えるのか分析した。

自由記述の分野

組織科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

2つのロジック・考え方を前提とした弁証法的アプローチを用いて組織の本質的な特徴の理解を進めた。得られた知見の1つは、組織には深耕と開拓の2つのモードがある。深耕を進めていくと、開拓が発生しにくくなることが明らかになった。しかし、その一方で、仮に発生しにく開拓を実行した場合には、その開拓は成功しやすいことが明らかになった。これを深耕経験のパラドックを呼び、組織1つの行為に注力をすることで、もう1つの行為の発生確率が抑えられながらも、実は、それによってもう1つの行為の成功に必要な資源が蓄積されることを意味している。

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公開日: 2023-01-30  

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