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2022 年度 研究成果報告書

アカデミック・スピンオフを輩出する起業家教育-発展する北欧と試行する日本

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01530
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関法政大学

研究代表者

田路 則子  法政大学, 経営学部, 教授 (00322587)

研究分担者 鹿住 倫世  専修大学, 商学部, 教授 (00349193)
浅川 希洋志  法政大学, 国際文化学部, 教授 (10299349)
林 永周  立命館大学, 経営学部, 准教授 (10774416)
福嶋 路  東北大学, 経済学研究科, 教授 (70292191)
牧野 恵美  広島大学, 学術・社会連携室, 准教授 (90706962)
山田 裕美  九州大学, ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター, 講師 (40741559)
五十嵐 伸吾  九州大学, 学術研究・産学官連携本部, 准教授 (00403915)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード起業意思 / 自己効力感 / 起業家教育 / フロー経験
研究成果の概要

大学生の起業意思をマクロに調査した2021年の大学生起業意識調査(GUESSS)によると、日本は世界の中で最低の水準にあることが示された。この状況は、日本がGUESSS調査に初めて参加した2011年調査からずっと続いている。ただ、起業家活動に関する授業の履修経験については、2021年調査はこれまでより高い割合を示している。また、起業家教育効果を測定するミクロな調査では、3日間の集中プログラムSWイベントを対象に自己効力感と起業意思の変化を測定した。先行研究と同様に、高いレベルの挑戦と能力で規定されるフロー状態において最も良質な経験ができて、自己効力感、起業意思が向上することが確認できた。

自由記述の分野

アントレプレヌールシップ

研究成果の学術的意義や社会的意義

2021年のGUESSS調査の結果、日本の大学生の起業意思は世界最低の水準にあることが示されたものの、起業家教育プログラム履修経験は過去よりも増えており、文科省のEDGEプロジェクト等の成果が反映されている可能性がある。全体的に起業意思、起業活動が低調な中で、工学や医学分野を専攻する学生の起業意思等が高まっていることは注目に値し、ハイテク・スタートアップの創出が期待される。三日間の教育プログラム参加者の自己効力感と起業意思は増加したが、その効果を維持することは難しいという結果が得られた。その効果を維持するために、複数回イベントに参加して自己効力感の高さを定着させることが可能だろう。

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公開日: 2024-01-30  

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