研究課題/領域番号 |
19H01534
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
根来 龍之 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (70189364)
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研究分担者 |
國領 二郎 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 教授 (00255580)
木村 誠 長野大学, 企業情報学部, 教授 (40367420)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | デジタル化 / プラットフォーム / 産業構造変化 / ビジネスモデル / スマート自治体 / システム・ダイナミクス / 破壊的イノベーション / ネットワーク化 |
研究実績の概要 |
本研究は、「デジタル化による産業構造変化について、定性的理解と定量的把握を行い、破壊的イノベーション論とプラットフォーム論を統合したデジタル戦略論の構築に向けた展開を図る」ものである。ここでのデジタル化は製品およびプロセスの「モジュール化、ソフトウェア化、ネットワーク化」を意味し、産業構造変化はデジタル化の発展による新市場創造と、それによる既存市場代替の進行を意味する。 2020年度は、具体的業界に焦点をあてる事例研究と実証研究を進めた。あわせて、概念研究をさらに進めた。 研究代表者の根来龍之は、研究成果を中間的に実務家に提供する著書『ビジネスモデル』(SBクリエイティブ)をまとめた。この著書では,本研究テーマの土台となるビジネスモデルのアイデア創出、記述法、ビジネスモデルの種類について書いた。研究分担者の國領二郎は、住民のデータ活用を進める「スマート自治体」について、啓蒙的な論文を書いた。さらに、本研究テーマの中心となるデジタル化によるビジネスモデルの変化について、事例研究を進め、その成果を一般向けに紹介する連載を行った。研究分担者の木村誠は、本研究テーマの分析ツールの一つであるシステム・ダイナミクスについて、研究発表を行った。根来と國領は、定性的分析、木村は定量的研究を主に分担している。 なお、2020年度予算の一部は、コロナのため海外出張ができなかったことがあり、翌年度以後に繰り越して使用した。実際には2022年度に国際学会出張と企業調査に使用した。その成果は、2022年度に発表した学会発表に反映している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナにより、2020年度は海外出張ができなかった。 ただし、その後2022年度から海外出張を再開した。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度に時点では、コロナのため、現地調査をできなかった。 ただし、文献調査や概念構築は順調に進めているので、今後もそれを続ける予定である。
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