• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実績報告書

顧客関係管理研究の経験的一般化

研究課題

研究課題/領域番号 19H01539
研究機関大阪府立大学

研究代表者

中山 雄司  大阪府立大学, 経済学研究科, 教授 (20326284)

研究分担者 荒木 長照  大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (50214789)
辻 峰男  大阪府立大学, 経済学研究科, 教授 (10281742)
上野山 達哉  大阪府立大学, 経済学研究科, 准教授 (90323188)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード顧客関係管理 / マーケティング・サイエンス / 財務会計論 / 組織行動論
研究実績の概要

本研究の目的は、顧客関係管理研究において経験的一般化が可能な事項を整理し、その幅を拡げることで、CRM研究者が新しい研究トピックに目を向けられるようにし、CRMに携わる実務家が頑健なエビデンスを持つ研究に基づき業務を執行するための支援を行うことである。研究期間の1年目である今年度は研究代表者と研究分担者全員で、顧客関係管理に関する重要な実証研究を選定し、分析手法・用いられたデータ・研究トピックのレビューを行った。研究の選定には、所属組織が 契約している文献データベースのScopusを用いた。また、国際研究集会(2020年3月にシドニーで開催される予定であったが、covid19の世界的蔓延の影響からZoomを用いた研究集会に変更された)において、研究代表者と大学院生がカフェ・ブランドへの消費者のエンゲージメントについて、日本と中国の若者へのアンケート調査に基づく分析結果を報告した。主要な結果は以下の通りである。中国では、スターバックスのような確立したカフェブランドへのエンゲージメントの程度に関係なく、新たなおしゃれなカフェブランドの利用意向を持つ人が多いという結果であったのに対して、日本ではスターバックスのような確立したカフェブランドへのエンゲージメントの程度が高い人の方が新たなおしゃれなカフェブランドの利用意向を持つ人が多かった。日本では確立したブランドへのエンゲージメントが高い人ほど流行に敏感であり、新規ブランドに対する関心度が高いことが推察された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

国際研究集会での報告はできたものの、1年目の終わりに予定していた中間段階のレビュー結果の公開に至っていないことによる。

今後の研究の推進方策

2年目の中頃まで先行研究レビューのまとめを集中して行う。既存カフェブランドに対するエンゲージメントと新規カフェブランドの利用意向の関係についての頑健性を日中両国での再調査や日中以外の国での調査において確認する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Measuring consumers' engagement with a cafe brand: An international comparison2020

    • 著者名/発表者名
      Xinyuan Gu and Yuji Nakayama
    • 学会等名
      INTERNATIONAL CONFERENCE ON BUSINESS, ECONOMICS AND INFORMATION TECHNOLOGY
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi