研究課題/領域番号 |
19H01554
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究院, 教授 (50196135)
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研究分担者 |
横山 聖美 天使大学, 看護栄養学部, 講師 (00735392)
横山 穰 北星学園大学, 社会福祉学部, 教授 (20244676)
片桐 資津子 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (20325757)
高橋 原 東北大学, 文学研究科, 教授 (30451777)
川又 俊則 鈴鹿大学, こども教育学部, 教授 (40425377)
平藤 喜久子 國學院大學, 研究開発推進機構, 教授 (50384003)
猪瀬 優理 龍谷大学, 社会学部, 教授 (60455607)
ホメリヒ カローラ 上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (60770302)
菅原 邦子 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (70301695)
道信 良子 札幌医科大学, 医療人育成センター, 准教授 (70336410)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | ウェルダイング / ウェルビーイング / スピリチュアリティ / ケア / グリーフ / 現代仏教 |
研究実績の概要 |
本年度の研究実績としては下記の通りである。 ① 研究分担者や協力者のみならず 一般の方が参加できるオンライン・セミナーを実施した。5月17日(月)北澤直宏氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科研究員他)「ベトナムにおける政教関係の変遷:新宗教カオダイ教を通して」5月28日(金)藤井美和氏(関西学院大学教授)「スピリチュアリティ」「スピリチュアルペイン」そして「寄り添い」」6月2日(水) 高橋卓志氏(松本市神宮寺(元)住職)「今こそ見つめる葬儀」8月24日(火)山崎浩司氏(静岡社会健康医学大学院大学教授)「官民連携によるグリーフサポートの展開ー世田谷区グリーフサポート事業を事例として」9月24日(金)久田満氏(上智大学総合人間科学部心理学科教授)「日本におけるがん医療の課題」12月7日(火) 竹沢泰子氏(京大人文科学研究所教授)「ステレオタイプとカテゴリー化をめぐって-偏見や差別をいかに克服するか」2022年1月28日(金)村田久行氏(対人援助・スピリチュアルケア研究所所長)「スピリチュアルペインとケア」3月3日(木)児玉真美氏(作家)「コロナ禍で考える障害のある人と家族のウェルビーイング」 ②2021年5月14日から19日にかけて、60-79歳の男女1,000人を対象にインターネット調査「セカンドライフに関する意識調査」を実施した。実査にあたり、株式会社日本リサーチセンターに ①調査画面の作成手配、②サンプリング(モニターの採用)、③対象者への調査協力依頼、④謝礼の手配、⑤単一ファイルとしての回答データの整備を委託した。調査分析に時間がかかり、まだ報告書は作成できていない。 ③櫻井義秀編『ウェルビーイングの社会学』を編纂中であり、年度内に版数のドラフト原稿を集約し、さらに半年かけて刊行までもっていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究会および成果の公表という点では、十分な進展を見ているが、下記の点で不十分な点を否めない。 ①新型コロナ感染拡大によって海外の研究協力者・機関との共同調査を実施することが不可能となり、代替的な死生観やウェルビーイングの意識調査を調査会社を通してインターネット調査で行ったが、その分析に手間取り、報告書作成までこぎつけていない。 ②これもコロナ禍のために、研究代表者・分担者の個別の調査研究に大いに障がいが発生しており、それぞれ研究成果をとりまとめるために時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍のために国内外の調査研究が十分ではなかったため、1年間研究期間を延長し、研究成果の取りまとめ含めて、十全な研究成果を提出する予定である。 具体的には、櫻井義秀編『ウェルビーイングの社会学』北海道大学出版会を2022年内に刊行する予定である。次いで、櫻井義秀編『高齢多死社会日本におけるウェルダイングの研究』北海道大学出版会、2023年刊行予定のドラフト原稿集約を進める予定である。
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