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2021 年度 研究成果報告書

高齢化するアジア諸社会における世代・ジェンダー関係の多様性と変容

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01559
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関京都大学

研究代表者

落合 恵美子  京都大学, 文学研究科, 教授 (90194571)

研究分担者 岩井 八郎  京都大学, 教育学研究科, 名誉教授 (80184852)
伊達 平和  滋賀大学, データサイエンス学部, 准教授 (70772812)
筒井 淳也  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90321025)
稲葉 昭英  慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (30213119)
中里 英樹  甲南大学, 文学部, 教授 (10309031)
大和 礼子  関西大学, 社会学部, 教授 (50240049)
村上 薫  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター ジェンダー・社会開発研究グループ, 研究グループ長代理 (00466062)
押川 文子  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 名誉教授 (30280605)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード家族 / アジア / 高齢化 / 世代間関係 / ジェンダー
研究成果の概要

5か国7地域で実施したアジア比較家族調査(CAFS)の結果をデータベース化して公開した。国内の研究分担者と国外の研究協力者およびその指導する学生・若手研究者によるそれらの分析成果を学術誌やCAFSワーキングペーパーとして出版した。全地域を比較する包括的な成果を日本語と英語の書籍として公表する準備も進めており、日本語版の書籍は京都大学学術出版会より刊行予定である。東南アジアと東アジアの世代意識とジェンダー意識の両面での違いの大きさ、ベトナムの南北の差、ジェンダー平等に近いと言われる東南アジアでの意識と行動のずれ、年齢や学歴による違いなどを特に重要な知見と考えている。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでしばしば「アジア的」と一括りにされ、家族の福祉機能に依存した家族主義的制度設計を基本方針にしてきた諸社会であるが、これらの社会の家族の相互扶助のしかたは同じではなく、世代間関係とジェンダー関係の働き方、意識レベルと行動レベルのずれ、急速な変化と停滞など、さまざまな面での多様性と、複雑な変容を経験していることが明らかになった。しかし共通しているのは、人口学的条件の変化により、家族の相互扶助が難しくなっており、家族外からの支援が必要となっていることである。アジアの家族と社会は転換点にあるという認識が必要であろう。

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公開日: 2023-01-30  

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