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2021 年度 実績報告書

社会性・文化志向・情報テクノロジーが交錯する21世紀消費社会の調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 19H01574
研究機関立教大学

研究代表者

間々田 孝夫  立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (10143869)

研究分担者 水原 俊博  信州大学, 学術研究院人文科学系, 教授 (10409542)
鈴木 康治  第一工科大学, 工学部, 准教授 (20434334)
廣瀬 毅士  東京通信大学, 情報マネジメント学部, 准教授 (20571235)
寺島 拓幸  文京学院大学, 人間学部, 准教授 (30515705)
野尻 洋平  名古屋学院大学, 現代社会学部, 准教授 (40713441)
藤岡 真之  弘前学院大学, 社会福祉学部, 准教授 (60405727)
本柳 亨  立正大学, 経営学部, 准教授 (60506723)
畑山 要介  豊橋技術科学大学, 総合教育院, 講師 (70706655)
中溝 一仁  東京経営短期大学, その他部局等, 講師 (80881747)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード社会学 / 消費文化 / 社会的消費 / エシカル消費 / 情報テクノロジー / 第三の消費文化 / 社会調査
研究実績の概要

本年度は,昨年度予定していたがCOVID-19の流行によって遅延していた消費生活に関する大規模質問紙調査に向けて準備を進めた。「社会的消費の動向」,「消費の高度化と多様化」,「情報テクノロジー関連の消費」,「消費主義と消費文化の構造」という4つの分析ユニットに沿って各自これまで準備してきた質問文案に,COVID-19流行に関する項目を加え,また同ウイルス流行により不適切となった項目若干を削除した上完成させた。
実査については適切な時期を探っていたが,さいわい流行が一旦収まっていた本年秋(10月7日~同年11月18日)に,名古屋都市圏住民1200名に対する調査を実施することができた。調査対象者は,回収率低下が見込まれたため予定より若干増やした。本年年末にデータが完成し,首都圏住民3300名対象調査データに加えて分析することが可能となった。さっそく分析を開始し,単純集計からはじまり,調査内容の一部については多変量解析まで終えて,上述の4つのテーマについての,従来の消費モデルでは充分には説明しきれないさまざまな知見を得た。
詳細な結論を述べることは字数の関係で不可能であるが,全体として,本研究の基本となる理論仮説である「第三の消費文化の台頭」と符合する傾向を示していることが確認できた。今後の消費社会文化研究における「参照点」となりうる成果と言えるだろう。また今回の調査では,名古屋都市圏調査と首都圏調査の比較を通じて,消費態度の地理的なトリクルダウン,つまり首都圏から名古屋都市圏への消費文化の伝播が,必ずしも自明ではないとの結論を得た。これらの成果の一部は,代表者が所属していた立教大学社会学部紀要に報告することができた。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (14件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (7件) (うちオープンアクセス 7件、 査読あり 1件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 社会的ミッションをもったコーヒーロースター ―オレゴン州ポートランドの事例から2022

    • 著者名/発表者名
      畑山要介, 寺島拓幸, 藤岡真之, 野尻洋平, 畑山直子
    • 雑誌名

      雲雀野(豊橋技術科学大学人文科学系紀要)

      巻: 44 ページ: 33-51

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 義務化しにくい余暇としての『旅』――『旅行・観光』に関する質的調査から――2022

    • 著者名/発表者名
      中溝一仁
    • 雑誌名

      東京経営短期大学紀要

      巻: 30 ページ: 51-62

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 公共空間における迷惑認知の考察――電車内とファストフード・レストラン内の迷惑認知2022

    • 著者名/発表者名
      本柳亨
    • 雑誌名

      立正経営論集

      巻: 54 ページ: 79-95

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] Cleanliness preference behind the choice of drinking water at home: an analysis of online survey results in the Tokyo area2022

    • 著者名/発表者名
      SUZUKI Koji
    • 雑誌名

      Journal of Water & Health

      巻: 20(1) ページ: 185-192

    • DOI

      10.2166/wh.2021.249

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 食の安全と政治的態度2022

    • 著者名/発表者名
      藤岡真之
    • 雑誌名

      弘前学院大学社会福祉学部研究紀要

      巻: 22 ページ: 13-23

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 多様化する消費文化の問題構成 ― 「第5回消費とくらしに関する調査」の結果をもとに2022

    • 著者名/発表者名
      間々田孝夫,廣瀬毅士,藤岡真之,朝倉真粧美,中溝一仁,野尻洋平
    • 雑誌名

      応用社会学研究

      巻: 64 ページ: 1-20

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 消費文化の情報化と社会の持続可能性――新しい生活様式を中心に2021

    • 著者名/発表者名
      水原俊博
    • 雑誌名

      経済社会学年報

      巻: 43 ページ: 5-14

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 人生100年時代の「新セカンドライフ」を楽しむ(定年退職後どうする? ~アクティブシニアライフのすすめ~)2022

    • 著者名/発表者名
      中溝一仁
    • 学会等名
      松戸市シニア交流センター主催講座
    • 招待講演
  • [学会発表] フェアトレードの展開と倫理的市場の形成―社会・環境的配慮の市場化をめぐる社会学2021

    • 著者名/発表者名
      畑山要介
    • 学会等名
      第8回経済社会研究フォーラム
    • 招待講演
  • [学会発表] 消費と労働の脱成長2021

    • 著者名/発表者名
      畑山要介
    • 学会等名
      日本社会学会
  • [学会発表] 普通のくらしの良さとは何か?―無印良品が提示する清潔な消費文化2021

    • 著者名/発表者名
      鈴木康治
    • 学会等名
      経済社会学会
  • [学会発表] デジタル化時代の消費文化2021

    • 著者名/発表者名
      寺島拓幸
    • 学会等名
      経済社会学会
  • [図書] ロスト欲望社会――消費社会の倫理と文化はどこに向かうのか2021

    • 著者名/発表者名
      橋本努編/分担執筆:橋本努、畑山要介、小田和正、神野由紀、丸山千賀子、根本志保子、斉藤尚、鈴木康治
    • 総ページ数
      264
    • 出版者
      勁草書房
  • [図書] 新・消費社会論2021

    • 著者名/発表者名
      間々田孝夫・藤岡真之・水原俊博・寺島拓幸
    • 総ページ数
      270
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2022-12-28  

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