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2023 年度 実績報告書

ジョージ・ミュラーのキリスト教福祉思想が日本社会事業へ与えた影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19H01601
研究機関同志社大学

研究代表者

木原 活信  同志社大学, 社会学部, 教授 (20275382)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードジョージ・ミュラー / 山室軍平 / 石井十次
研究実績の概要

本研究は、英国のジョージ・ミュラーの福祉思想が日本の社会事業形成へ与えた影響に関する総合的研究である。ミュラーという人物については、ブリストルの孤児院創設者、キリスト教伝道者、として知られているが、「偉人伝」的な扱いは別として社会福祉研究の中では、十分に検証されることなく学術的探究はほとんどなされていないのが現状である。
本研究では、1)これまでほとんど学術的に解明されることのなかったミュラーの人物像を実証的に解明する。その際、彼が強く影響を受けたドイツの敬虔主義思想を明らかにすること。また彼もその運動のリーダーであった英国のブラザレン運動を実証的に解明するが中心となる。そして、2)そのミュラーが日本に及ぼした影響について、山室軍平のミュラーの影響にかかわる実証的研究、そして石井十次のミュラー理解とそのプロセスを詳細に明らかにすることによってミュラーの福祉と日本近代の社会事業形成の影響の全体像を解明するというのが研究目的であった。
本年度は、2023年に『ジョージ・ミュラーとキリスト教社会福祉の源泉 ―「天助」の思想と日本への影響―』(教文館)を刊行することができたが、この研究成果に関してレヴューを受け、諸種の学術雑誌等に掲載された書評等に応答することができた。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「新島襄の精神の継承者:ピューリタン社会事業家たち」2024

    • 著者名/発表者名
      木原活信
    • 雑誌名

      『ピューリタニズム研究』

      巻: 第18号 ページ: 24~30

  • [雑誌論文] 共感共苦(コンパッション)によるスピリチュアルケア ―人間の弱さと福音の視点から―」2024

    • 著者名/発表者名
      木原活信
    • 雑誌名

      『キリスト教社会福祉学』

      巻: 56号 ページ: 9-21

  • [学会発表] 「幸せな生活を支えるために社会福祉に求められるもの―思想と人権の観点から―」2024

    • 著者名/発表者名
      木原活信
    • 学会等名
      日本社会福祉学会
    • 招待講演
  • [学会発表] 「新島襄の精神の継承者:ピューリタン社会事業家たち」2024

    • 著者名/発表者名
      木原活信
    • 学会等名
      日本ピューリタニズム学会
    • 招待講演
  • [図書] 『ジョージ・ミュラーとキリスト教社会福祉の源泉 ―「天助」の思想と日本への影響―』2023

    • 著者名/発表者名
      木原活信
    • 総ページ数
      304
    • 出版者
      教文館
    • ISBN
      9784764274662

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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