研究課題/領域番号 |
19H01603
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
岡田 まり 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (40309076)
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研究分担者 |
片岡 靖子 久留米大学, 文学部, 教授 (30389580)
潮谷 恵美 十文字学園女子大学, 教育人文学部, 教授 (70287910)
野村 豊子 日本福祉大学, スーパービジョン研究センター, 研究フェロー (70305275)
潮谷 有二 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授 (90285651)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ソーシャルワーク・スーパービジョン / スーパーバイザー / コンピテンシー / ソーシャルワーカー / 福祉専門職 |
研究成果の概要 |
優れたスーパーバイザーへのインタビューからスーパーバイザーのコンピテンシーとして、(1)ソーシャルワーク実践で依拠する価値・倫理、知識、スキルのスーパービジョンへの適用、(2)スーパービジョンの目的と意義の共有、(3)多面的なアセスメント、(4)向上・改善にむけての具体的な働きかけの4つが抽出された。コンピテンシーを向上させるために、モジュール方式による研修プログラムのモデルを構築した。モジュールは、ミニケースメソッドを用いた1時間程度の研修プログラムで、分野、習熟度、実践プロセスごとに作成される。8つのモジュールを作成して研修を実施し評価した結果、有益であることが明らかになった。
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自由記述の分野 |
ソーシャルワーク、社会福祉
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スーパーバイザー養成プログラムのモデルを構築することで、従来以上にスーパーバイザーの育成と支援が可能になる。スーパーバイザーが増え、福祉現場でのスーパービジョンが確実に行われるようになると、経験の差などによるサービスの質のばらつきが解消され、より質の高いサービスが提供されるようになる。また、福祉専門職がスーパービジョンを受けることで、困難な業務への対応が向上し、仕事の充実感や成長を実感できるため、職場のモラールや定着率の向上も期待できる。つまり、この研究は、福祉サービスの質の向上と福祉人材の育成・確保に貢献するもので、大きな社会的意義がある。
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