研究成果の概要 |
アルカリホスファターゼ(ALP)は,リン酸エステルを無機リン酸とアルコールに加水分解する反応を触媒する亜鉛含有酵素である。ヒトのALPは,組織非特異型ALP(TNSALP), 小腸型ALP(IAP),胎盤型ALP, 生殖細胞型ALPの少なくとも4型に分類されている。骨のTNSALPは骨形成マーカーとして石灰化に関わる酵素として知られているが,IAPや他の組織のALPの生理作用については未だ不明な点が多い。 本研究では,培養細胞,実験動物, またはヒトを対象として, TNSALPやIAP,および関連因子への栄養・食事因子の影響を検討し,得られた研究成果について論文にまとめて報告した。
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