研究課題/領域番号 |
19H01656
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研究機関 | 北海学園大学 |
研究代表者 |
古谷 嘉一郎 北海学園大学, 経営学部, 准教授 (80461309)
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研究分担者 |
吉田 弘司 比治山大学, 現代文化学部, 教授 (00243527)
森野 美央 長崎大学, 教育学部, 准教授 (00413659)
加藤 孝士 長野県立大学, 健康発達学部, 准教授 (10631723)
中村 菜々子 中央大学, 文学部, 教授 (80350437)
胡 泰志 比治山大学, 現代文化学部, 准教授 (90284132)
濱田 祥子 比治山大学, 現代文化学部, 講師 (20638358)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 子育てバーンアウト / 完全主義 / 国際調査 / パーソナリティ |
研究実績の概要 |
第1に、3つの研究成果を報告した。1)子育てバーンアウト尺度論文の掲載、2)子育てバーンアウト国際調査論文の掲載、3)パーソナリティに関する研究書籍の翻訳である。 第2に、2020年5月中旬、コロナウィルス流行に伴うバーンアウトの国際調査をオランダTilburg UniversityのHedwig van Bakel教授のチームの協力で実施した。国際調査の全般的な結果についてはすでに報告がなされている。なお、日本の結果については今年報告予定である。 第3に、子育てで苦労したエピソードと、その振り返りをWeb調査で実施した。しかし、十分な収集レベルに至らなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナウィルス感染状況拡大に伴い、作業に遅れが出ている。まず、Webツールの作成については、研究者側の準備状況の遅れ、ツール作成業者の業務不可の拡大が重なり、十分な検討ができていない。 加えて、コロナウィルスの感染拡大によって、子育ての苦労エピソードが平時と異なるものになっている。つまり、コロナウィルス感染拡大の影響が前提になる子育ての苦労が多くなっており、事前にこちらが想定したものと異なることとなっている。 また、苦労エピソードについて、Web調査での回答が想定したよりも簡潔であったため、インタビュー調査で内容の補完を試みた。子育て中の養育者に対して対面インタビュー調査を実施するのは、リスクを伴うため、オンラインでの実施を検討した。しかし、インタビュー中、同席する子どもの対応を考慮すると困難であり、現在も可能な形態を探っているところである。
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今後の研究の推進方策 |
子育て苦労エピソードについての調査方法の精査を実施する。Web調査ではなく、質問紙配布による調査の実施や、子どもたちが幼稚園や保育園その他施設に預けられている時間帯を考慮したオンライン調査を検討する。 Webツール作成についても、0からの構築ではなく、すでにあるシステムを活用した構築に切り替えることを検討している。バーンアウト緩和については、現在マインドフルネス等の活用を予定している。
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