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2019 年度 実績報告書

インドネシア西ジャワ農村の子どもの成長:20年後の追跡

研究課題

研究課題/領域番号 19H01659
研究機関国立研究開発法人国立環境研究所

研究代表者

関山 牧子  国立研究開発法人国立環境研究所, 環境リスク・健康研究センター, 主任研究員 (90396896)

研究分担者 松田 浩敬  東京農業大学, 農学部, 准教授 (50451901)
道川 武紘  東邦大学, 医学部, 講師 (80594853)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードインドネシア / 低栄養 / 成長
研究実績の概要

成人後の健康にとって子どもの胎児期や幼少期の環境要因が重要であることが認識されるようになったが、子どもを成人期まで追跡し、成人期の生活習慣病との関連を検証している研究は少ない。本研究は、2000年から調査を継続しているインドネシア西ジャワ農村において、幼少期に低栄養だった対象児たちの成人後の生活習慣病リスクを検証することを目的とする。

研究初年度である本年度は、現地カウンターパートであるボゴール農科大学の研究者を日本に招聘し、研究目的・内容を共有するとともに、現地での様々な調整を含めた調査計画を議論し、確定した。計画に基づき、インドネシア・日本における倫理的手続きも完了した。その後、カウンターパートを中心とした現地での予備調査を開始し、2000年当時の対象者(対象2集落に居住していた12歳以下の子ども全数)宅を訪問し、調査内容について説明し、調査への参加に同意が得られるかを確認した。同意が得られた対象者には、社会人口指標、健康・衛生指標に関する質問紙調査を実施した。予備調査の途中で、新型コロナウィルス感染症の影響により、ボゴール農科大学がロックダウン措置を講じることとなり、教員および学生の調査活動が出来なくなった。また、日本人研究者も年度内の現地調査を計画していたが、外国人研究者の渡航も不可となったので、年度内の調査を断念することとした。

調査を実施できない分、すでに収集したデータの入力と解析を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症の影響により、現地カウンターパートであるボゴール農科大学では、外国人研究者のみならず同大の教員および学生も調査活動の実施が困難であるため。

今後の研究の推進方策

現地カウンターパートであるボゴール農科大学と連絡を密に取り、現地状況について情報収集に努める。調査活動が再開できる状況になり次第、調査を実施する。調査を実施できない間は、既に収集しているデータの解析を進める。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2019 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [国際共同研究] ボゴール農科大学(インドネシア)

    • 国名
      インドネシア
    • 外国機関名
      ボゴール農科大学
  • [学会発表] Japan’s school lunch program and its relevance to Africa and others.2019

    • 著者名/発表者名
      Sekiyama, M
    • 学会等名
      IFPRI side-event "Are Japanese Advanced Technologies and Know-How Effective for Addressing Food and Nutrition Challenges in Africa". TICAD7
    • 国際学会 / 招待講演
  • [図書] 健康食品(『世界の食文化百科事典』野林厚志編)2021

    • 著者名/発表者名
      関山牧子
    • 総ページ数
      2
    • 出版者
      丸善出版
    • ISBN
      9784621305935

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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