研究課題
成人後の健康にとって子どもの胎児期や幼少期の環境要因が重要であることが認識されるようになったが、子どもを成人期まで追跡し、成人期の生活習慣病との関連を検証している研究は少ない。本研究は、2000年から調査を継続しているインドネシア西ジャワ農村において、幼少期に低栄養だった対象児たちの成人後の生活習慣病リスクと次世代への影響を検証することを目的とする。研究初年度に実施する予定であった予備調査について、新型コロナウィルス感染症の影響により途中で中断せざるを得ない状況であった。研究期間を延長し、今年度、インドネシア側のカウンターパートの協力のもと、調査への参加に同意が得られた対象者の世帯を訪問し、予備的な質問紙調査を実施するとともに、対象者世帯の基本属性を整理することができた。
3: やや遅れている
新型コロナウィルス感染症の影響により、当初今年度に予定していた本調査を実施することができなかったため
インドネシア側のカウンターパートと連絡を密に取り、現地状況について情報収集に努める。本調査が再開できるように可能な範囲で準備を進めるとともに、調査が再開できる状況になり次第、本調査を実施する。
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