研究課題/領域番号 |
19H01669
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
齊藤 忠彦 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (10313818)
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研究分担者 |
島田 英昭 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (20467195)
臼井 学 国立教育政策研究所, その他部局等, 教育課程調査官 (00739427)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 多感覚相互作用 / 芸術教育 / 感性育成 |
研究成果の概要 |
本研究は,新型コロナの影響で当初の計画を変更せざるを得なくなったが,主に次の3つの課題について検討した。最初に,多感覚相互作用に注目した感性育成モデルの検討及びそのモデルの検証を行った。その一つとして視覚と聴覚を融合した感性育成モデルを提案し,実験的に検証した。次に,コロナ禍における音楽の表現活動の在り方に関わる検討を行い,飛沫感染のリスクを軽減する歌唱法を実験的に検証した。また,感性育成の視点から電子キーボードや打楽器の活用法について検討した。続いて,新時代の芸術教育における感性育成はどうあるべきかについて検討し,AI時代を想定しての新たな課題について言及した。
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自由記述の分野 |
音楽教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視覚と聴覚を融合した感性育成モデルについて,NIRSを用いて実験的に検証し,前頭部の前頭極(Frontal pole)における脳血流の違いとして捉えたことは学術的意義がある。コロナ禍における歌唱法の検討で,音源探査装置を用いて可視化データとして提示できたことも学術的意義がある。社会的意義は,新時代の芸術教育における感性育成について,AIの登場により,感性の概念そのものが変わる可能性があることについて言及した点である。
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