研究課題/領域番号 |
19H01677
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
赤木 里香子 岡山大学, 教育学域, 教授 (40211693)
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研究分担者 |
金子 一夫 茨城大学, 教育学部, 名誉教授 (70114014)
角田 拓朗 神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 主任学芸員 (80435825)
山口 健二 岡山大学, 教育学域, 教授 (90273424)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 美術教育史 / 図画科 / 手工科 / 教科書データベース / 臨画 / 鉛筆画 / 毛筆画 / 教科横断的学習 |
研究実績の概要 |
最終年度にあたる令和3年度には、コロナ禍が継続するなか、前年度に方向性を定めたように、データベースの収録データ数を増大させることよりも、データベースのシステム改善によってその機能の充実に努めることに集中した。前年度に作成した新規データの投入により、総計142タイトル、約1万点の画像データを整備することができ、令和3年12月、システムを岡山大学のサーバーに移し恒常的公開に至った(http://dista.ccsv.okayama-u.ac.jp)。なお本格稼働に際して、名称を「近代日本図画手工教科書データベース」に変更した。明治期のみならず大正・昭和戦前期の図画手工教科書のデータも加えたためである。とはいえ、現状の収録データ量は想定される全体像の五分の一弱にとどまっている。今後もデータ収集と整備を継続し、調査研究と成果公開につなげていきたい。 また当初予定より大幅に規模は縮小したが、神奈川県立歴史博物館で図画教科書の展示公開を実施し(トピック展示「横浜美術史 Ⅳ 五姓田義松」 令和3年9月1日~12月3日)、令和3年度神奈川県教育委員会社会体験研修のプログラムとして、神奈川県立の高等学校教員を対象に実際の教科書とデータベースを見比べて教育現場での活用実践を検討するワークショップも開催した(令和3年8月8日)。今後は本データベースを、美術教育の意義を現代に発信するツールとしても活かしたい。 研究成果の公開に関しては、令和3年9月4日に明治美術学会第3回例会で角田が「明治期図画手工教科書データベースの構築と活用」と題して発表を行い、令和4年3月6日には、第44回美術科教育学会東京大会で、研究メンバー全員の名義で「近代日本図画手工教科書データベースの充実と活用に基づいた美術教育史研究の可能性と課題」と題して赤木が発表を行った。また年度末に、全90頁の研究成果報告書を刊行した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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備考 |
「近代日本図画手工教科書データベース」は、バージョンアップ作業中、閲覧できない場合があります。
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