研究課題/領域番号 |
19H01679
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
村田 育也 福岡教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (80322866)
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研究分担者 |
阿濱 茂樹 山口大学, 教育学部, 准教授 (00361973)
河野 稔 兵庫大学, 健康科学部, 准教授 (40330500)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 情報モラル / 調査研究 / 授業実践 / 教育方法 |
研究成果の概要 |
情報モラル教育が抱える問題を解決するために,調査研究と実践研究を通して,情報メディアの問題について哲学対話を用いて考えながら学ぶ「考えて学ぶ情報モラル教育」を開発した.調査研究では,北九州市教育委員会と連携して,小中学生の情報メディア使用と学力等の関係について,本研究で開発したダンバー数尺度と,既存のセルフコントロール尺度を用いたアンケート調査を実施,分析して,情報メディアの問題を探った.実践研究では,小学校で哲学対話を用いて,情報メディアの問題と「自分とは何だろう」を考える授業を行った.
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自由記述の分野 |
教育工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの情報モラル教育は,学習指導要領に記された「考え方と態度」に結びつけることが難しく,道徳教育と同じように「人の問題」として扱ってしまうことが多かった.本研究は,これらの改善のためにメディア論やダンバー数などの先行研究の知見を取り入れ,北九州市教育委員会と連携して実施した調査研究に基づいて,子どもの情報メディア使用の問題を明らかにするとともに,これらの問題について哲学的に思考する「考えて学ぶ情報モラル教育」を開発して実践し,情報社会において自律的に行動するための「考え方と態度」の育成を目指したことに大きな意義がある.
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