研究課題/領域番号 |
19H01694
|
研究機関 | 関西国際大学 |
研究代表者 |
塚原 修一 関西国際大学, 客員教授(教育学部), 客員教授 (00155334)
|
研究分担者 |
濱名 篤 関西国際大学, 基盤教育機構, 教授 (90198812)
山田 礼子 同志社大学, 社会学部, 教授 (90288986)
森 利枝 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構, 研究開発部, 教授 (00271578)
杉谷 祐美子 青山学院大学, 教育人間科学部, 教授 (70308154)
白川 優治 千葉大学, 国際教養学部, 准教授 (50434254)
深澤 晶久 実践女子大学, 文学部, 教授 (60742658)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | リカレント教育 / 社会人の学び直し / 成果基盤型教育 / サイバーセキュリティ教育 |
研究実績の概要 |
日本には社会人学生が少ない。労働市場の差異(欧米の企業横断型に対する日本企業の内部労働市場)がその理由とされるが、非正規雇用の増加などによる職業能力の脆弱化、情報技術の進歩による職業構造の変化などから、今後は高等教育における社会人の学び直し(リカレント教育)の推進が求められよう。本研究では、内部労働市場の存在にもかかわらずリカレント教育を実施している国内の先進事例を調査する。国外については、労働市場の差異をこえて日本が参照し得る成果主義教育などの事例と、新しい教育課程の開発事例を調査する。これらにより、日本では立ち後れている成人教育学の実証的研究をすすめるとともに、日本の高等教育におけるリカレント教育のあり方と普及定着の道筋を明らかにする。 令和元年度の主な研究実績は以下のようである。 1.成人教育学、生涯学習論、リカレント教育論などについて、国内外の先行研究を収集して整理した。職業教育については、各国において国家学位・資格枠組の整備が進行している。これについても先行研究を収集して各国の状況を整理した。 2.リカレント教育の国内の状況について、社会人向けの教育課程を提供している大学・短期大学、専門職大学院、専門職大学、文部科学省の「職業実践力育成プログラム」に認定された教育課程などの情報を収集して整理した。 3.日本が参照し得る外国事例のひとつとして米国テキサス州をとりあげ、テキサスA&M大学コマース校および南テキサス大学の成果志向型教育(テキサス値頃学位課程と呼ばれる)と、テキサス大学サンアントニオ校のサイバーセキュリティ教育を調査した。あわせて、米国成人経験学習評議会の資料を調査した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響で、米国などへの訪問調査が実施できなくなった。
|
今後の研究の推進方策 |
ウェブ調査などにより資料の収集と分析をすすめる。
|