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2022 年度 実績報告書

プリントディスアビリティにも対処できるデジタル時代の日本語レイアウト

研究課題

研究課題/領域番号 19H01705
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

村田 真  慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任教授 (60835023)

研究分担者 奥村 智人  大阪医科薬科大学, 小児高次脳機能研究所, 特別職務担当教員(講師) (00538077)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード日本語レイアウト / プリントディスアビリティ / 文節単位での改行 / 分かち書き / Web技術 / ルビ
研究実績の概要

本研究は、Web技術と日本語組版と特別支援の境界領域にあたる。プリントディスアビリティを抱えた人にとっても読みやすい日本語組版とは何かを示し、それをWeb技術で実現するためにはどうすればよいのかを示し、Webと電子書籍をよりアクセシブルにすることが目標であった。
四年間の基盤研究(B)を終わって、Web技術には変化が始まっている。特に、文節単位での改行をWebインフラストラクチャの一部として実装したものが出現している(従来は、特別支援専用のプログラムでしか実装されていなかった)。W3Cの日本語レイアウトタスクフォースなどでの研究代表者の活動はそれらの実装に多少の影響を与えたと感じている。一方、本研究からは、プリントディスアビリティがあっても読みやすい日本語組版についての論文等はまだ提出できていない。この結果、根拠についての質問、有効性への疑問を、W3C CSSワーキンググループなどのWeb技術標準化関係者から聞くことがある。
本年度では、分かち書きと文節単位での改行についての読書実験を行い、眼球追跡装置によるデータを収集した。実験体制は確立できたし、実験データを分析するためのプログラムも整備することができた。しかし、文節単位での改行の有効性についてはまだデータ分析に取り掛かったばかりであるし、分かち書きの有効性についてはデータ分析と論文作成の途中である。Web技術標準化関係者に情報を提供するためにも論文化が今後の課題である。
また、プリントディスアビリティをもつ人の特性に応じて日本語組版の切替えが可能なEPUB書籍を作成した。たとえば、総ルビ表示・パラルビ表示・ルビなし表示・原本通りのルビ表示が可能である。これらのEPUB書籍は、今後のEPUBリーダの研究に役立つものと期待している。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2023-12-25  

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