研究課題/領域番号 |
19H01716
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山田 政寛 九州大学, データ駆動イノベーション推進本部, 教授 (10466831)
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研究分担者 |
合田 美子 熊本大学, 教授システム学研究センター, 准教授 (00433706)
谷口 雄太 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 助教 (20747125)
島田 敬士 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (80452811)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ラーニングアナリティクス / 自己調整学習 / 探求の共同体 / 社会比較 |
研究成果の概要 |
CSCLを用いた実践や研究において指摘される大きな問題として, 学習グループ内の分業状態が可視化されないことで作業に手を抜き始めるといった「社会的手抜き」などのインタラクションの低質化があった.本研究は学習者間のインタラクションを高度化することを目的に個別・協調学習の往還支援をするシステムデザイン要素の抽出、その要素に従ったシステムの開発、評価を行うことを目的とした。その結果、本研究で抽出した個人学習行動の可視化要素を踏まえて開発したシステムを活用することで、個人の学習行動が促され、成績の向上することが示された。
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自由記述の分野 |
教育工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では協調・個人学習の往還を促進する学習環境の構築を目指した。成果として個人学習行動の可視化によって協調と個人の往還となり得ることを示した。さらにその思想に基づき、システム開発を行い、形成・実践的に評価を行った。その結果、これまで困難であった、協調学習においても個人の貢献度を可視化することで生産的なディスカッションを誘発することが可能であることを示した。情報通信技術が様々な教育組織で活用されるようになり、また協調学習を取り込んだ問題解決学習・プロジェクト学習が盛んに行われるようになった。その学習成果を高めるためのデザインとして、本研究知見は非常に有用性が高い知見を提示したと考える。
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