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2019 年度 実績報告書

授業研究を発展させるための授業研究ポータルサイトの設計と運用研究

研究課題

研究課題/領域番号 19H01726
研究機関岡山理科大学

研究代表者

藤本 義博  岡山理科大学, 理学部, 教授 (60173473)

研究分担者 岡本 弥彦  岡山理科大学, 理学部, 教授 (10367245)
益田 裕充  群馬大学, 教育学部, 教授 (30511505)
木原 俊行  大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 教授 (40231287)
柴田 好章  名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (70293272)
藤枝 秀樹  国立教育政策研究所, その他部局等, 教育課程調査官 (20741705)
野内 頼一  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (00741696)
遠山 一郎  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (70806596)
後藤 文博  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 学力調査官 (90826588)
小倉 恭彦  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 学力調査官 (30825998)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード授業研究 / 教師教育 / コラボレーションツール / 遠隔教育・学習 / 授業スキル / 教材開発 / 学力調査 / 教育評価
研究実績の概要

本研究は,平成29年文部科学省告示の学習指導要領が目指す主体的・対話的で深い学びの実現による資質・能力の育成や国内外の学力調査の結果から明らかになった課題を解決する授業研究を発展させるために,「コラボレーションツールを活用した授業研究ポータルサイト」の設計と運用のあり方を明らかにすることである。研究1年目の2019年には,まず11月にGoogleのclassroomを活用した授業研究ポータルサイト「チーム理科」を構築し,中学校の理科教員を目指す岡山理科大学4年生10名に対して,観察・実験を行う授業の指導案と板書計画等の授業研究の指導を行った。この試行により,Googleのclassroomの利用について一定の成果を得たが,アカウント作成がgmailに依存するため,日頃gmailを利用しない学生にとってプッシュ通知を見逃すという課題が残った。そこで,2020年1月には,利用するメールに依存しないコラボレーションツールSLACKを利用して「授業研究リレー2020」を構築し,研究協力校の中学校と高等学校の理科教員16名に対して試行を開始した。具体的には,授業研究発展要因のうち「①分散型リーダーシップの発揮」を設計に位置づけて,同一の指導案ごとにチャンネル(グループ)をつくり,チャンネル(グループ)ごとにリーダーを置くことで,互いの課題を共有して授業研究をリレーして推進することとした。この「授業研究リレー2020」を日常的に利用して,指導案等の検討をオンラインで行い,2020年2月18日には竹富町立大原中学校,19日には竹富町立波照間小中学校,20日には石垣市立石垣中学校で同一の指導案による授業研究リレーを行い,授業研究推進の成果が得られた。本研究1年目の研究成果は,2020年2月29日の日本教育工学会全国大会で新型コロナウイルスのためオンラインによる研究成果の発表を行った。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

授業研究発展要因「①分散型リーダーシップの発揮」では,同一の指導案ごとにグループをつくり,グループにリーダーを置くことで,互いの課題を共有して授業研究をリレーして推進する実証研究に着手できた。授業研究発展要因「②グループ・アイデンティティの形成」では,メンバーが授業研究に関して掲示板に投稿した質問や指導案,ワークシートや教材,生徒の反応等の授業研究の内容をスマートフォン,タブレット端末等でプッシュ通知する機能を実装し,メンバーがいつでもどこでも可能な時間に掲示板を開いて授業研究を支援し合う実証を行うことができた。授業研究発展要因「③学校と学校外組織とのネットワークの構築」では,「SLACK」をプロトタイプとして活用することでポータルサイトを構築して運用開始できた。授業研究発展要因「④必要なリソース」では,人的支援としてのアドバイザーに,国立教育政策研究所の中等教育の理科教育を担当する調査官の研究分担者5名を配置して,学習指導要領上の指導を継続して行うことができるようにした。物的支援としては,授業アイディア例がイメージできるような授業のキーシーンを肖像権に配慮するために2020年3月にイラストとアニメーションを制作して実装することができた。以上のことより,研究1年目の2019年度は計画通りに研究が進展した。

今後の研究の推進方策

2020年度には,「コラボレーションツールを活用した授業研究ポータル」のモデルの改良を行って高等学校にも授業研究を進める。また,研究1年目に開発した授業デザインや授業改善の授業アイディア例等について,研究分担者が全国各地で教員研修の講演を行う際に紹介して,研修に参加した教員に質問紙調査を実施して評価分析するとともに,「授業研究ポータルサイト」への参加者を募集し研究授業の協働体を拡充する。また,1年目に開発した授業デザイン,授業改善のための学習指導案と肖像権に配慮した授業シーンのイメージコンテンツ,ワークシート等の教材は,ポータルサイトの公開系で公表するとともに,学習指導案については「教育情報共有ポータル」(国立教育政策研究所)にも登録申請し,全国の理科教育関係者が検索して閲覧できるようにすることで,研究成果の普及啓発を図る。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (7件)

  • [雑誌論文] 総合的な学習の時間における情報活用能力の育成に関する実践研究2020

    • 著者名/発表者名
      藤本 義博
    • 雑誌名

      岡山理科大学紀要

      巻: 第54号,B人文・社会科学 ページ: 69-81

  • [雑誌論文] 大学生の理科授業を構想する能力に関する研究-理科授業デザインベース構造化シートを用いた課題の抽出-2020

    • 著者名/発表者名
      益田裕充,半田良廣,田村敏之,藤本義博,栗原淳一
    • 雑誌名

      群馬大学教育学部紀要自然科学編

      巻: 第68巻 ページ: 27-35

  • [学会発表] コラボレーションツールを活用した授業研究ポータルサイトの設計2020

    • 著者名/発表者名
      小倉恭彦,藤本義博
    • 学会等名
      日本教育工学会全国大会2020年春季全国大会
  • [学会発表] 総合的な学習の時間の指導法を受講した学生の教育効果2020

    • 著者名/発表者名
      藤本義博
    • 学会等名
      日本教育工学会全国大会2020年春季全国大会
  • [学会発表] 分野や領域を横断して知識・技能を活用し,科学的に探究する中学校理科の開発とその効果2019

    • 著者名/発表者名
      小倉恭彦,藤本義博,後藤文博,三浦真一,藤井浩樹
    • 学会等名
      第69回―2019年―日本理科教育学会全国大会第17号全国大会論文集
  • [学会発表] 課題の設定が学習意欲と知識・技能を活用する力に与える効果に関する研究―中学校3年・理科「力学的エネルギー」の学習においてー2019

    • 著者名/発表者名
      三浦真一,藤本義博,小倉恭彦,後藤文博
    • 学会等名
      第69回―2019年―日本理科教育学会全国大会第17号全国大会論文集
  • [学会発表] 「見いだして理解する」授業モデルの一考察~高等学校「化学基礎」において~2019

    • 著者名/発表者名
      神孝幸,後藤顕一,飯田寛志,渡辺智博,藤本義博,野内頼一
    • 学会等名
      第69回―2019年―日本理科教育学会全国大会第17号全国大会論文集
  • [学会発表] 主体的・対話的で深い学びを実現した科学的な探究の授業設計と評価2019

    • 著者名/発表者名
      藤本義博,小倉恭彦,後藤文博,三浦真一
    • 学会等名
      第69回―2019年―日本理科教育学会全国大会第17号全国大会論文集
  • [学会発表] H30年度全国学力・学習状況調査の課題改善のための一考察2019

    • 著者名/発表者名
      後藤文博,藤本義博,小倉恭彦,三浦真一
    • 学会等名
      第69回―2019年―日本理科教育学会全国大会第17号全国大会論文集

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公開日: 2021-01-27  

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