研究課題
システム思考に基づく工学教育のグローバル展開において,多国籍・多分野型PBL教育の必要性,また,その質保証と適切な評価法も不可欠であり,本研究では以下の3課題を検討した.(1)サイバーフィジカルシステムを用いたPBLコミュニケーションシステムの開発: PBLの可視化・ファシリテーションのために,PBLオントロジーによる活動記述手法を定義し,PBLオントロジー系列による活動可視化手法を考案した.今年度は,集積されたPBL活動情報に対して,アノテーション情報によるPBLダイアライゼーション,及び,PBL活動可視化の実装を行った.とくに,発言者だけでなく聴取者の行動にも注目し,総合的なチーム活動把握技術の重要性を示した.(2)感性価値に着目した感動把握手法の導入とぎょえー体験による変化対応力の開発: ぎょえー体験による変化対応力の質保証を担保するための仮説設定,感動把握手法を伴った多国籍・多分野型PBLの実施データを増やした.さらに,欧・日・タイ各地域での国際PBLを実施して,チーム活動把握技術の地域依存性についても検討した.(3)イノベーション創出×異分野・異文化のためのアセスメントシステムの構築: COVID-19により実施できなかった研究協力者のキングモンクット工科大学トンブリ校との多国籍・多分野国際PBL実施等により,PBL教育プログラムのグローバル・コンピテンシーへの効果測定,特にコミュニケーションスキルのアセスメントについて検証した.また,対面・オンライン,VRメタバース活用による教育効果,及び,PBL教育の中で培われるコンピテンシーであるリーダーシップ能力や期待される人材育成の在り方について検討した.さらに,教育DXとして,マイクロクレデンシャルによる質保証を検討した.
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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