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2019 年度 実績報告書

大規模国際調査の授業ビデオを用いた授業実践の質的変容の分析と授業改善に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19H01743
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

松原 憲治  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (10549372)

研究分担者 猿田 祐嗣  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 部長 (70178820)
西村 圭一  東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (30549358)
宮内 卓也  東京学芸大学, 次世代教育研究センター, 准教授 (60791663)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード授業分析 / TIMSS / TALISビデオスタディ
研究実績の概要

TIMSS1995数学授業ビデオ(一般公開)4本について、TALISビデオ研究の分析枠組みを使った予備的な分析を実施した。分析者(rater)については、他の大規模授業分析プロジェクトで授業分析を担った経験者の協力を得た。特に、今回の授業分析について、再度トレーニングを実施した。分析者と研究代表者で、分析の際の課題等の意見交換を行った。
TIMSS1999理科授業ビデオ(一般公開)5本について、TALISビデオ研究の分析枠組みを使った予備的な分析を実施した。分析の手続きについては、上述の数学授業の分析と同様としたが、理科固有の要素の分析については、分析に先立ち、研究代表者から暫定的な方針を示した。分析枠組の検討については、分析者と研究代表者で、分析の際の課題等の意見交換を行った。
理科授業ビデオ収録に向けた準備を進めた。対象とする地域において、協力を依頼する中学校のリストを作成した(無作為抽出)。また、研究分担者とともに授業収録に必要となる機材の準備を進めた。
2019年8月にボローニャで実施された欧州科学教育学会に参加し、授業分析の諸研究に関する情報収集を行い、科学的探究に焦点を当てた授業実践の効果に関する研究発表を行った。また、令和元(2019)年8月23日(金)~25日(日)に、宇都宮大学で開催された第43回日本科学教育学会年会に参加し、科学教育分野の授業研究に関する情報取集と、研究発表(課題研究、指定討論)を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

TIMSS1995数学授業とTIMSS1999理科授業について、一般公開授業についての分析や検討は進んでいる。一方、非公開の授業については入手が容易ではない状況がある。また、理科授業の新規収録は研究協力体制の構築や適切な研究倫理の手続きに時間を要している。

今後の研究の推進方策

TIMSS1995公開ビデオ(一般公開)4本の分析を精緻化する。TIMSS1999理科授業ビデオ(一般公開)5本について、TALISビデオ研究の分析枠組みの適応可能性について検討を続ける。
理科授業の新規収録については、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を鑑み、学校現場の負担にならないように、延期を含めて柔軟に進める。
TALISビデオスタディで収録した授業ビデオのトランスクリプトの資料・保存を検討する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] DO SCIENTIFIC INQUIRY ACTIVITIES AT SUPER SCIENCE HIGH SCHOOLS IN JAPAN CONTRIBUTE TO STUDENTS’ UNDERSTANDING OF THE NATURE OF SCIENCE?2019

    • 著者名/発表者名
      Kenji Matsubara, Yasuhito Hagiwara, Yuji Saruta
    • 学会等名
      EUROPEAN SCIENCE EDUCATION RESEARCH ASSOCIATION
    • 国際学会
  • [学会発表] NGSSの領域横断概念(CCs)は教科横断的概念としてどのように位置付くのか?2019

    • 著者名/発表者名
      松原憲治
    • 学会等名
      日本科学教育学会第43回年会

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公開日: 2021-01-27  

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