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2021 年度 研究成果報告書

拡張アンサンブルによる一次相転移の理論解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01810
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分13010:数理物理および物性基礎関連
研究機関東京大学

研究代表者

清水 明  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10242033)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード相転移 / 相共存 / 統計力学 / 統計集団
研究成果の概要

一次相転移は広く見られる重要な現象であり、物理、化学、生物学、工学の広い分野にわたって重要である。ところが、その理論的な研究は、従来のアンサンブルが定義不能だったリ不安定になったりするために、相共存状態を与えられないなど多くの問題があり、十分には進んでいなかった。本研究では、(i) これらの問題点を解消した新しい統計アンサンブル構築し、(ii) このアンサンブルに特有の様々な公式を導き、従来の問題点を解決し、(iii) こうして得られた定式化に基づく具体的な計算手法を構築し様々な系の一次相転移を調べることができるようにした。

自由記述の分野

物性基礎論

研究成果の学術的意義や社会的意義

一次相転移と、それに伴う相共存現象は、物理学にとどまらず、化学、生物学、工学の広い分野にわたって極めて重要になっている。その重要な現象について、従来の物理学は十分に答えることができなかったのに対して、本研究によって、根本的な問題が解決することができた。今後は、この成果を様々な具体例に応用することによって、上記のような広い科学・技術分野において、新しい知見が得られる可能性を開拓することができた。

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公開日: 2023-01-30  

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