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2022 年度 研究成果報告書

小型汎用パルス強磁場を用いた先端測定による強磁場物性開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 19H01832
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連
研究機関北海道大学

研究代表者

井原 慶彦  北海道大学, 理学研究院, 講師 (80598491)

研究分担者 柳澤 達也  北海道大学, 理学研究院, 教授 (10456353)
松井 一樹  東京大学, 物性研究所, 特任研究員 (20826226)
吉田 紘行  北海道大学, 理学研究院, 教授 (30566758)
福岡 脩平  北海道大学, 理学研究院, 助教 (80746561)
小濱 芳允  東京大学, 物性研究所, 准教授 (90447524)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードパルス強磁場NMR測定 / 強磁場物性 / 量子磁性 / 重い電子系物質
研究成果の概要

物質に強大な磁場を印加すると、電子が持つ量子性が顕著に現れ特異な電子状態が実現する。しかし、このような強磁場を長時間保持することは難しいため、数十ミリ秒という短時間だけ磁場を発生させる「パルス磁場」が用いられる。パルス磁場は強磁場を発生できる一方で、磁場が大きく時間変動するため、精密な先進測定は困難であった。本研究ではパルス磁場を高速かつ精密に制御することで、瞬間的に定常磁場と同等の環境を作り出す最新技術を応用し、複数の先進測定を可能とする装置開発を行うと共に、これらを利用した強磁場物性開拓を推進した

自由記述の分野

物性物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により開発した小型のパルス磁場発生装置、およびこれを用いた先進測定システムは、これまで小規模の研究室では到達が不可能であった磁場領域へのアプローチを可能にする。これは、学術的には強磁場物性研究のすそ野を広げ、研究のボトムアップを図るうえで非常に大きな意義がある。また、MRI画像診断に代表されるように磁場は産業・医療などの分野でも多用されている。従来の数倍大きな磁場をコンパクトなシステムで発生し、さらに精密な測定も可能にする装置開発は社会的にも高い利用価値がある。

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公開日: 2024-01-30  

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