大気圧非平衡プラズマと時空間制御をされた液滴を用いた基礎および応用研究に取り組んだ。反応場診断においては、液滴の蒸発過程において、プラズマ生成粒子の寄与が存在することを明らかにした。新たな電界計測手法にも取り組み、大気圧雰囲気における最高感度のレーザー電界計測を実現した。 インクジェットプリンティングに大気圧非平衡プラズマを重畳させることで、従来の熱処理と組み合わせたものと比較し、低温化、高速化、高解像度化、プラズマ生成反応活性種のその場利用といった特徴が加えられることを実証した。更に、液相を疑似的に閉じた反応場とすることにより、極めて優れた単分散性を伴う粒子合成を実現した。
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